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キュレーションサイトと市場規模の変遷を見ていこう。

キュレーションサイトは最近始まったものと思われがちですが、実は2000年以前からその原型がありました。そういったものがあって、どんどん市場を伸ばしていったといわれています。今回はこの市場規模の変遷と、今後の展開を考えていければ幸いです。


初期のキュレーションサイトとは?

定義がなかった!?

そもそもキュレーションサイトには、定義という物がありません。美術館の美術品をまとめる物から来ている様ですが、今の様なキュレーションサイトは2010年前後から発達しましたが、実はその原型は20世紀からありました。例えばヤフージャパンもその一つです。当時は検索技術も大したことがなかったので、サイト上に様々なサイトの情報が掲載されていて、それがとても便利だったわけで、サイトのまとめサイトといった感じですね。

20年ほど前のヤフージャパンの画面
引用元:20年ほど前のヤフージャパン http://nelog.jp/yahoo-top-pages-1966-2014
コメント:今とはかなり違いがありますよね。これが今の様なポータルサイトになったと考えると感慨深いものです。こうしてみると、サイト情報のまとめサイトと言ってもおかしくなさそうです。


今の様なキュレーションサイトは2010年前後に始まりました。

キュレーションサイトの市場規模は現在どうなっているのか?

キュレーションサービス市場規模推移と予測のグラフ
引用元:5年で6倍の予定!? https://www.yano.co.jp/press/press.php/001264
コメント:このように、多くの利用者が増えるのも重要ですが、次の課題はそれ以降の成熟期の安定を目指したサイト運営も重要と言えるのかもしれませんね。

Webマーケティングの重要性が高まっている中で、このようなメリットを持つキュレーションサービスへの注目が集まっており、今後、ECや小売、メディア、ビックデータ分析など多方面における活用が進んでいくと考える。
引用元:キュレーションサービス市場に関する調査結果 2014 – 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所 https://www.yano.co.jp/press/press.php/001264
コメント:こうした背景には、ネットで買い物をする人が多いという事情をはらんでいるようです。うまく運営ができるならば、サイトのアクセスアップだけでなく、商品の売買にもプラスに働くわけですから、多くの会社がこぞって参入しているのです。


市場拡大の背景

インターネットの普及によって情報量が増えているが、その一方で個人が読むことができる情報量に限界がきている、とも言われている。このような課題を解決できるのでは? と期待されているのが、「キュレーションサービス」である。
引用元:キュレーションサービスの市場規模は拡大、と予測 – ITmedia ビジネスオンライン http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1407/07/news137.html
コメント:少ない労力で、一つのジャンルを探すことが出来れば、利用者にとっても便利です。しかも、販売する側も、お客さんを多く獲得できて、双方ウインウインですね。


今後どうなるのか?

グラフ
引用元:主要サイトの売り上げ http://www.movie-times.tv/practical/media_cooperation/6665/
コメント:たった一年で倍近く伸ばしています。また、注目すべきは利用しているデバイスという点です。そこも見ていきましょう。

グラフ
引用元:デバイスはスマホが多い http://www.movie-times.tv/practical/media_cooperation/6665/
コメント:このように、この市場にうまく取り込まれるようにするには、スマホ利用を考慮したサイトつくりが重要と言えるでしょう。それだけでなく、通勤時間帯の更新をして、電車で読んでもらうという配慮もいいですね。

そのファンに対して価値ある情報の提供から、価値ある商品の販売=キュレーション型コマースへとビジネスモデルを変える流れが出来ています。つまりこれまでECサイトが担ってきた領域を、キュレーションのそこそこ良質な記事という強みを生かして取って代わろうとしています。 物販だけでなく、旅行・飲食店・美容の予約へ繋げることも出来ますし、ユーザーとモノ・サービスを繋ぐ架け橋としてユーザーに愛される良質なコンテンツだけが残り進化していくことでしょう。
引用元:キュレーションメディアの今後の展望 | Deep*Design http://moco2.pupu.jp/blog/other/curation.html
コメント:つまり、いいものだけが残るので、悪い物が淘汰され、若干落ち着いていくという事です。ですから、それになるように、情報の品質を維持して、利用がっても良くする配慮が大切です。


単独では存続できなくなるか、あるいは一緒になってシナジー効果を狙うか。

これまで入り口として総合キュレーションサイトに情報を垂れ流しにしていたメディアも、オリジナリティのあるメディアから徐々に、独立し、メディア価値を発揮することができるようになる。キュレーションメディアが一過性のブームになるか、本当に消費者に支持される「メディア」となるかはこれからだ。まとめキュレーションサービスが高額で買収されている総合キュレーションサービスを中心にユーザ数を伸ばしているが、今のところはYahoo!が優勢今後は、総合キュレーションメディアだけでなく、共創キュレーションメディアが支持されていく
引用元:キュレーションサイトが高額買収されるワケ – 株式会社アールジーン|IoTの専門家集団 http://www.r-gene.co.jp/archives/914
コメント:中途半端に情報が錯乱すると、混乱しますがどんどん買収が行われると、数が減るので2020年以後は売り上げがひと段落する可能性はあります。しかし、それは悪い意味ではなく、業界の再編が出来てプラスになるという事かもしれません。ゲーム業界もかなりの再編で良くなりましたからね。


終わりに

このように、キュレーションサイトは私たちの生活にとってとても大変な、情報探しを代理してくれる素敵なサイトです。ですから、多くのニーズを経て、規模を大きくしていったのです。そして今後は様々な変革が行われて、質の高いものになっていくでしょう。利用者は楽しみにして、提供者は今後の対応策をしっかりと考えていきたいものですよね。