怒る人と謝る人
職場に働く仲間、特に上司や先輩の中にはあなたを不快な思いにさせるような発言をしてきたり、「そんな事で…?」というような些細な事で、まるで親でも殺されたかのように大声でまくしたて激昂する人まで居たりします。

本日は、今の職場に”そういうタイプの上司や先輩”が居る時の対処法や考え方をお話ししていきたいと思います。

なぜ仕事で”怒る人”が居るのか?

仕事先で作業をする時は、大概の場合“複数人のグループでひとつの仕事”の目的を進めていくという場合が多いと思います。

様々な性格、考え方を持った人物が一か所に集められる事になり、”他人に合わせるのが苦手”な性格の人も少なからず居ます。

よほど意図的に仕事を怠けていたり、明らかに会社に損害を与える動きをしている等、そんな人が怒られる場合は仕方がありませんが、みんなそれなりに真面目に考えて作業に取り組んでいるのに、それでも”重箱の隅をつつくよう”にイライラしたり怒ってくる人は何を考えているのでしょうか…?

こういう人の”心理”には、自分はこの仕事の時には、本当は”こう動きたい”のだけれど、周りの人が”自分とちょっと違う動き”をしていた。

これは、なんとあなたが”上司や顧客が求めていた”通りに動いていた場合でも発生します。

それに伴い、怒る人は「こいつは間違った仕事をしている」と判断し、そこから”苛立ち”となりあなた作業中の動きを批判や攻撃をしてくるというパターンが多いようです。

もう一つのパターンとして、あなたを”潜在的にサンドバッグ代わりにしている”という大変迷惑な場合もあります。

あなたは無意識のうちにその人にとって“怒られやすいキャラ”を演じてしまっているのかもしれません。

このように、真面目に働いているのに何かと難癖を付けられ、特定の人物から批判や叱責が飛んで来る時には、まず”あなた自身が落ち着き”ましょう。

そして、何を言っているのかを必ず“メモを取る”ことです。

その内容がどういう目的でどういう意図があって発言をしてきたのかを分析し、その中から”自分が直すべき部分”は明日から治していくように工夫をしていく。

そして言われた内容に矛盾がある、例えば”更に上の上司や雇い主”などが「この仕事はこうやって欲しい」など作業指示をしていたものと、”全く逆の内容”だった場合には職場の責任者にこれを相談しましょう。

職場環境など、自分が働いてるポストによっては「指示待ち社員は駄目だ」という風に、あまりに周りの意見ばかりを合わせすぎはよくないという場合もありますが、それはあくまで”研修期間を終えた社員以上”のポジションだと思います。

雇い主、もしくはクライアントが求めていることを基本の型として理解し、まずはその通りに動いていく。
これが大前提だと思うのです。

それができるようになってから、初めて少しずつ自分流、もっと効率のいい動き方というものを見つけ出してこっそりやるのは良いと思います。

ただし、あなたの身の回りに居る仕事中すぐにイライラして怒ってくる人の中には、その”自分流”を、さもこの”職場の公式マニュアル”であるかのように周りのスタッフにまでやらせようとしてくる人が居ると思います。
私達は間違ってもここを真似してはいけませんね。

怒られた内容が本当に”雇い主や責任者の求めている内容と一致しているか”を見極めることが大事だと思います。