怒る男性を落書きでイメージ
前回より職場に”あなたをすぐ怒る人”が居る時の対処法をお話していますが、後編では“実際の対応策”をいくつかご紹介したいと思います。

思い出したら”モノクロ”にしてみる

職場で先輩や上司から”ひどい叱責”を受けた、社会人なら一度は経験あると思います。

“外向的な性格の人”ならそんなに落ち込むことなく、次の日のうちに忘れるかもしれませんが、繊細な方だと誰かに怒られたことを引きずり、その後のその人の人間関係にまで大きく影響を及ぼしてしまう…という場合もあると思います。

酷い時には、何でもない時に“フラッシュバック”して苦しくなる方も居ると効きます。

そういう方にオススメしたい、”受けた心のダメージを半減させる方法”を一つお話しします。

それは、後日その職場などで受けた批判が”フラッシュバック”してきて辛い思いをしそうになった時には、その時の映像を白黒、
つまり“モノクロ”に変換してみてください。
ちょうど昔よく出回っていた”モノクロ映画”のようなイメージです。

さらに、その映像を鉛筆で殴り書きしたような“落書き”のイメージに変換してください。

どうでしょう?
昨日あなたを強く叱責していた先輩や上司の顔が、白と黒だけになり、更に”子供の落書き”のようにぐちゃぐちゃの鉛筆に殴り書きに変わったと思います。

今、心の負担はどうでしょうか…?

カラーで人間の実写の時の記憶に比べてだいぶ精神的に楽になったのではないでしょうか?

これは過去に受けたトラウマ、心理的な傷を和らげるという“心理療法”にもあるやり方です。

過去の嫌だった記憶、特に”人間関係”の嫌だった思い出を白黒にして鉛筆の落書きのように変換してしまう事で心のダメージを100%とまではいきませんが、”大幅に減らす”効果があるのです。

あなた自身が”追い打ち”をかけて自分をいじめてはいけない

仕事で何かミスをした、上司や先輩に仕事の事でキツい叱責を受けた。

ここで性格が真面目な人で時々居るのですが、「自分はダメなやつなんだ」自分の中で自分を責め立て、更に苦しめてしまう方がありますが、それは何のメリットもありません。

あなたは、あなた自身の”一番の親友、仲間”でいてあげなくてはいけません。

間違っても自分の“拷問者”になってはダメなのです。

人生でうまくいかない時、調子が悪い時こそ自分の味方でいてあげ、一緒に前向きな解決策を考えてあげ、もう大丈夫だよ、と自分に言ってあげるように励ましてあげましょう。

あとがき

職場内で同僚、部下などを他の人が居る前で大声で仕事の批判したり怒る、作業時間中にしつこくつきまとって注意をする、精神的に追い詰めるような発言をするというのは実は“パワハラ”といって逆に職場環境を悪くさせてしまう原因にもなり、やってはいけない行為なのです。

もしあなたの身の回りにこういったパワハラに該当する行為を行う人が居て毎日のように繰り返される時には、決してあなたは苦痛を溜め込んで我慢してはいけません。

何らかの物理的な対策をとることが一番の最善策であり、あなた自身の精神衛生上のためでもあるのです 。

よく気楽な人だと「いつか慣れるよ」と軽くあしらう人もいますが 、慣れてはいけませんし逆にストレスを貯めこみ”鬱病の原因”にもなりかねません。

これは”いじめ”であり、こんなもの慣れなくていいのです。

勿論、あなた自身もそのストレスを後から入ってくる新人や後輩にぶつけるなんてのは問題外ですし、あなたは人をいじめたりいじめられたりするためにその職場に雇われているわけではありません。

その事を忘れずに、明日もこの職場で、出来れば今のメンバーで頑張っていきたい、そう人間関係が安定した職場環境となっていけるよう努めていくべきだと思います。