工場での組み立て
軽作業の求人紹介サイトや求人雑誌等で、“電子 組み立て”というものを見たことがありますでしょうか?

こちらは詳しく説明しますとパソコン、携帯電話、デジカメ等の”電子機器の製品”をライン作業の中で手伝い、組み立てをするお仕事です。

“電気主任技術者”の資格を持っていると有利と言われていますが、基本的に工具のドライバーや電気ドライバーなどを扱えて機械の分解、組立てが出来る程度の手先が動けば行うことが出来る作業です。

求められるスキル

大きな工場になってくると”ベルトコンベア”で流れてくるパーツを複数人で担当して組み立てていく、という流れになります。

このように1人当たりが覚える作業が少なく、“仕事そのものの覚える労力”は他の業種に比べても大した事はありません。

但し、大勢の中で一人の作業が大幅に遅れたり止まったりすると、生産ライン全体に影響を与えてしまうという自分が与えられたポジションと作業はしっかり時間内にテキパキとこなしていく、というスキルは必要になってきます。

作業環境は?

“組立て”の現場で働く作業には、その工場で扱う製品によって大きく作業環境も異なる場合があります。

例えば、よく”ディスカウントストア”に売ってあるような最初から組み立ててある”プラスチックの3段ボックス”や”プラスチック製の小さなタンス”といったものならそんなに空調や作業環境も気にしなくて良いですが、精密などのデリケートなパーツを扱う電子機器の組立となってくると、場合によっては”クリーンルーム”で作業する現場もあります。

精密機械は小さなホコリや水分でも致命的な故障の原因となりますので、こういった清潔な部屋で作業を始める時にはまず指定の防塵服に着替えます。

更にマスクを着用し、作業の現場に入る前にもいわゆる”コロコロ紙テープ”等のホコリを取る器具で体を綺麗にし、最後にエアカーテンの中を通ってから入室すると…いう現場もあったりします。

まとめ

という事で、”組立の作業”に関しては特に際立った技術は必要ありませんし、どこの現場で働く場合も大概最初に必要な作業の内容説明をして貰えるので、その通りに動くということができれば問題ありません。

但し上にも挙げた通り、テンポ良く与えられた時間にきっちり作業を終わらせて行くことを数時間続けられる…という根気がある人の方が向いている作業だ、という風に言われています。