嫌いな人に困惑する
会社、工場、倉庫、店舗など、日本の仕事先での組織は変なところが多く、出る杭は打たれる…と言いますか、行動が浮いている人、我が強い人はなかなか馴染めず最悪孤立してゆく、それが日本企業や組織の宿命なのでしょうか…?

私も今日まで様々な職場環境や組織で働いてきましたが、そんな集団の中でやる気があるのになぜか上から目を付けられ必要以上に監視、邪魔される人、またそういった組織に元から居る声の大きい人とすぐに衝突になる方には、どうも性格や振る舞い、日頃の行いに共通の特徴があるように思えてきます。

…と、今回はそういったテーマでお話したいと思います。

私が、私がは危険サイン

その特徴とは、とにかく独り善がりであること。

例えば仕事を明らかにさぼり面倒なことを同じチームの仲間に押し付ける、逆にやる気はあるけれど、自分だけ頑張ろう、自分だけ笑顔で元気でいよう、自分だけ何かを学ぼう、自分だけ儲けよう等、そういう「自分が自分が」が強すぎる人だと考えています。

そういう人ほど結果的にどんな組織の中でも浮いたり、孤立したり、嫌われたりして良識ある人は離れ、もっと気性の荒い声の大きい人からは目を付けられパワハラの標的に…という人間関係に流れ着いて行く場合も多いようです。

まったく日本の組織は面倒ですね(笑)

勝とうとは思わないこと

やる気があること自体は決して悪いことではありません、かつての中国の三国時代、名のある武将は兵士たちの士気をとても大事にしていたとも言われています。

しかしそんなせっかく士気を持った兵士が、組織や仲間ではなく自分ばかりを考え、更に同じチームの仲間の心や身体の元気を奪う、そういう独り善がりな元気を発揮する人も残念ながら存在します。

こういう人物の特徴に、歪んだ正義の行いがあり、例えば他人の鼻につく行動、自分より認められている人など良くも悪くも気になる相手、自分が理解できないことを悪と決めつけ、それが後から入ってきた仲間なら尚更いじめの標的にする…そんな悲しい人だっていたりします。

自分のプライドと意見の正さを守るために、自分より弱くて悪い奴が居ないと気が済まないのですね…。

そんな人が回りに居るとき

では、もしそういう人が自分の組織の中にいる時、あなたはどのように声をかけてあげればいいのかということですが。

結論から言うと、残念ながらこういう性格の、いわゆる悪い意味で我が強い人というのはなかなか変わることができません。

なぜなら、本人は自分が一番正しいと思っているからです。

まぁ、これはほとんどの人間に当てはまり、みんな自分が正しいと思っているから世界に喧嘩や戦争は無くならないのですが。

だから周りの人から、そういうことはやめたほうがいい、もっと組織のみんなと仲良くした方が良いと言われても、等の本人は「こいつは何を言ってるんだ?」という解釈で、何かしら理由をつけ突っぱね、仮に上から注意されてやり方は一時的に変わっても、2週間後…3週間後…と、次第に元のやり方に戻っていくでしょう。

※この記事は来週に続きます…。