倉庫内での軽作業というのは封入、箱詰め以外にも重い荷物を手で運ぶ作業が伴うケースが多く、そのため、”思わぬ怪我や事故”そして場合によっては”腰や膝を痛めてしまう”というトラブルに見舞われる事もあります。
今回はそういった”作業事故”を未然に防ぐために心がけた方がいい事を、数点かいつまんでお話ししたいと思います。
倉庫での軽作業での怪我トラブルを防ぐための方法
仕事前に準備運動をしましょう
例えば倉庫内で”ソーター”といった部署から仕分けのために荷物を運ぶ際に重い荷物を抱え、所定の場所に持ち運ぶという動きが伴う事があります。
なので、仕事が始まる前にラジオ体操のような準備運動でもいいので行いましょう。
特にじっくりと行って欲しいのが”肩を回す運動””膝を屈伸させる運動””柔軟体操”そして”アキレス腱”を伸ばしておく事です。
ぎっくり腰にならないように持ち上げるコツ
そして先ほど挙げたように重い荷物を持ち上げる作業など、腰に負担をかけるような持ち方をすると腰を痛める事もありますし、膝が痛くなってくるという事もあります。
そこで腰を痛めないようにするときの荷物の持ち方のポイントですが、”上半身をまっすぐ、斜めに屈めない”というのが一番のポイントです。
例えば床に置いてある荷物を持ち上げる時には、まずその荷物のすぐ近くに立ちます、そして上半身は立てたまま、足を広げるようにゆっくりと”がに股になって”かがみます。
そしてなるべく足を両足をダンボールの間に挟むような感じで立ち、身体に引きつけるように荷物を持ち上げます。
この時にも上半身は斜めに倒さず、垂直になるようにしておきましょう。
そしてゆっくりと片足ずつ落ち着いて立ち上がります、こうするだけでもぎっくり腰などをかなり防ぐ事ができます。
イメージとしては、空手などで”騎馬立ち”という立ち方がありますが、ああいう体制で荷物を持ち上げるのです。
サポーターを巻いておく
また、腰や膝といった痛くなりやすい場所に”サポーターを巻いておく”というのもオススメです。
サポーターにもピンからキリまで色々な商品があり、100円ショップで買える簡単なものからドラッグストアやスポーツ用品店で1000円以上で売っている本格的なものまで様々あります。
なので、自分の腰や膝の症状や、使いやすさに合わせていくつか試してみるといいかもしれません。