シールを貼る男性
仕事で教わった事をきちんとメモを取り、頭に入れておいたつもりでも数ヶ月後にはつい頭からそのことが忘れ、“同じミス”を繰り返してしまって上から怒られたという経験がある方もいるかもしれません。

そこで本日はこう言った、絶対に覚えておかなければいけない仕事を忘れないようにし、同じミスを極力減らすためのコツを1点ご紹介します。

“呪文”で覚える

ざっくり言うと“頭文字を覚えておく”という方法なのです。

一つ実例を挙げますと、私は過去に食品関係の流通倉庫で封入、シール貼り、箱詰め等の作業を手掛けていました。

その際に、作業を済ませた商品をバーコードを見ながら所定の棚に保管します。

同じ商品でも、時期によって商品に付いている”バーコードの数字”が変化することがあります。

その時にそこの職場では”2種類の対応”を取るのですが、その保管場所に『それ以上商品を入れてはいけない』という場合は”黄色いテープ”を、棚に入れて保管はしていいが今来ている商品で”バーコードの番号”が変わるため、新しい商品は”後ろの方”に必ず置いておかなければいけないという場合には”赤いテープ”が貼ってあります。

しかし仕事が忙しいとついついこの”テープ”を見落とし、保管してはいけない”黄色い場所”に商品を置いてしまい、次の日上から怒られてしまった…という経験がありました。

この様に、“一度聞いた仕事をつい忘れてミスしてしまう”という事故を防ぐのに”呪文で覚える方法”をご紹介します。

まず、”覚えなければいけない内容”を見てみましょう

「黄(き)色いテープ、出(だ)してはだめ」

で、この”頭文字”をつないで、例えば
「きだめ」
という呪文にするとします。

次に”赤いテープ”は商品を並べてもいい場所なので 、
「赤(あか)いテープはよし」

ということで
「あかよし」
という呪文にしましょう

そして明日から何かの作業を始める前に
「きだめ、あかよし」
と口にして呪文を唱えることで、この呪文を作ったあなた自身が
「黄色いテープは補充してはだめ赤いテープは補充していい代わりに後ろに商品を…」
と、瞬時に思い出すことができるわけなのです。

職場で同じミスを繰り返していては、雇い主や上司から”戦力としての信頼”にも関わってきますし、ミスの度合いによっては会社に大きな損害を与えてしまう、というようなケースもあります。

そういう内容を”呪文”で覚えておき、日々の作業の前に呟いてから記憶を取り戻す…、これだけで同じミスを繰り返す頻度が大幅に減るだけでなく、一度覚えた仕事を簡略化して覚えられるためより記憶に定着させる事も出来ます。

ちなみに「この呪文、どういう意味だっけ…?」とそちらを忘れないように、この呪文と意味を仕事のメモ帳などに書いておきましょう。

もし雇い先の従業員で同じミスを繰り返したり、なかなか仕事が覚えられずに悩んでいる方が居る時には、是非この方法を共有してみても良いかもしれませんね。