デスクワークで悩む女性

要するに仕事も”学校”

前回までで、仕事でやり方を教わったらメモを取り、帰ったらミスした事、上手くいった事を地図のように書いて“おさらい”するというお話をしました。

実はこれは、“学校で勉強を教わる”事と同じやり方です。

学生の頃、学校で教わった授業を家に帰って授業の内容を家庭学習で復習しますが、これを仕事でもやってしまって良いのです。

覚える授業内容が国語や数学ではなく、
封入
シール貼り
箱詰め
組み立て
PCでのデータ入力
…と、仕事や軽作業になっただけなのですから。

そうする事で仕事場と家庭で、これまでより“倍のスピード”で仕事を覚えて行けるという寸法です。

人間というのは、一回聞いて一回メモを取っただけではその内容を十分に理解して覚えられる人などほんの一握りの天才だけです。

“心技体”という言葉もある様に、教わった仕事をまずは言葉で心に書き込み、技として仕事の流れを理解し、体に一連の動きと、その目的を覚えこませる…、という言い方をすれば大げさですが、とにかく自宅で改めて落ち着いて復習する事で、客観的な状態で頭にインプットし、それを明日の動きとして利用していく…という方法なのです。

よく”客観的に物事を見る”という言葉がありますが、これはいわゆる、あなた自身が今日1日仕事で動いた様子を”主観的”にではなく、それこそ”ゲーム画面”のように上から見下ろして冷静に見直してみる…という効果がありますので、これを毎日行うだけでも同時期に入った他のスタッフより、倍のスピードで仕事を覚えていけるというありがたいメリットがあります。

例えば、今日はあなたが軽作業の現場で”箱詰めの作業”をしていた時、それを自分の視点ではなく上から見下ろしていた視点で 大げさに言えば”神様のような視点”で上から箱詰めの作業をしていた自分を見直し、ミスをした所、上手くいったところ、仕事で疑問に感じた所等を見返してみるのです。

そして、そのように書いておいたレポート用紙は”バインダー”などに束ねておいて、仕事に出かける1時間前など通勤時間の電車の中など、そういった時に軽く見直して最近こういうミスがあったから今日はこれを気をつけよう、こう対策してみよう…という風に行っていくだけでも、これまでより大幅に仕事のミスが減るはずです。

今の仕事で何故かミスが多く怒られる事が多い…とお悩みの方は、是非一度試してみて下さい。