怒る人と謝る人
軽作業には組立、箱詰め、封入、または座り仕事のデータ入力と様々な軽作業が存在しますが、どんな仕事にも共通するのが“ミスをすると上から怒られる”という点だと思います。

こちらをお読みの皆さんも、今のお仕事で少しでもミスを減らしたい、怒られるのは嫌だ、とお悩みの方も居ると思います。

同じ作業現場の同じスタッフでも、要領のいい人、記憶力のいい人はスラスラと仕事をこなし上手くやっているように見えますが、全ての人がそういうわけではないのが現状。

決して仕事を怠けておる訳ではない、頑張っているのだけどなかなか上から認められない、余計なミスややり忘れをしてしまう…それで上司や他のスタッフ、またはお客様から怒られトラブルになって困っているとお悩みの方のために、本日はオススメの解決法をご紹介したいと思います…。

教わった事、怒られた事はメモを取る

よく言われる事ですが、ただメモを取るだけではなく、その背景を順を追って詳しくお話します。

メモを取る一番の目的は、「この仕事どうするんだっけ?」と言う時に見返す役割もありますが、もう一つ「その作業を教わった通りに素直に行ってみる」という目的もあるのです。

教わった通りに素直にやってみる…実はこれこそ”作業ミス”を減らす大事なポイントなのです。

まずは基本の型を理解する

軽作業というのは大概が複数名で一つの現場で同じ作業をすることが多いです。

その中でその作業で決められている基本的なやり方を曖昧に覚えていたり、「このやり方は気に入らない」と、自分勝手にルールを思いついて動いていたりすると、どんなに頑張っていても逆に周りのスタッフの足を引っ張ることになり、雇い主やお客さんが望んでいなかった仕事の結果になってしまう…いう場合もあります。

そのために初めてその職場に配属され、初めて行う作業は少なくとも3か月は自分のやり方を通さず言われたことを素直に行いましょう。

一見「何でこんな無駄な手順があるんだ…?」と疑問に思う事もありますが、仕事と言うのは”バトンリレー”が基本です。

例えば1つの製品を作るにしても組み立て、封入、シール貼り
箱詰めと、様々な部署や現場を通して1つの仕事が完了するケースもありますので、そういった流れにどうしても必要だった…なんて背景もあったりします。

例えば空手やバスケットボールなどのスポーツも同じで、ちゃんと試合を行い、勝つために”ルール”を理解し、どういう練習をしてどういう動きをすれば試合に勝つことができるか…?
“基本の型”があると思うのです。

これは外でお仕事をするときにも同じことで、まずは”基本の型”を身につけた上で、そこから自分のやりやすい仕事、もっと楽のやり方というものを工夫していくのは構いません。

しかし、基本的な約束事やルールも理解しないうちから「私はこういう風にやった方が楽だ」と自分勝手に仕事を進めるようでは、その現場で本当に求められていると違ったり、現場の上司や先輩からも「この人は何を勝手なやり方で動いているんだ…?」と、戦力として認められないだけでなく、逆にそれが原因で怒られたりとトラブルにもになります。

よく「仕事で言われたことはメモを取れ」という言葉を聞きますが、これには“まずは基本を理解して出来るようになりなさい”という意味も込められているのです。