怒る人と謝る人
前回、職場で必要以上に叱責や作業注意をしてくる人の特徴、心理をお話ししましたが、今回はそういう場合の具体的な対応策を1点ご紹介します。

こちらに”大きな非”が無ければ深く関わってはいけない

こういう人物は”自分が間違った態度で接している”という自覚が無い場合が多く、
口先では「あなたのために言っているのだ」という風に弁解する方も多いですが、
そういった行為はパワハラであり、逆に職場環境を悪化させる原因となるためこの様な行為を続けていても誰も幸せにはなりません。

では、こういう常に誰か怒る相手を見つけておる”粘着気質”な人と一緒に仕事をしなければいけなくなった場合、どうすればいいかと言いますと、
“極力相手の視界に入らない、相手の見ている前で動かない”
というのが1つのポイントです。

その人はあなたの“粗”を探します、これはどんなに頑張っていても、ほんの少し作業の動きが遅かったり、細かい作業の手順が自分と違っていたり、作業中の備品の配置など、何でも“叱責の材料”にします。

ですが、別に備品の配置や些細な動きに個人差があったとしても、職場や雇い主に何か多大な損害を与えたわけではありませんよね。
仕事を怠けていたり、クライアントに損失を与えた訳でもありません。

なので、どんなに気を付けても批判をぶつけてくるなら”そういう人の視界には入らない”ことが一番の解決法だったりするのです。

もう一つが、ここまで気をつけていても何かしら揚げ足を取り”批判や暴言”を吐かれた時には、
“今自分がとった行動が取り返しがつくようなミスなのか”
…ということを冷静に考え直してみましょう。

その内容が作業ミスとも呼べないような取り返しがつく些細なことであれば、もうその人から言われたことは極力気にしないようにしましょう。

その代わり、一つこちらも行わなければいけない点があります。

それは”相手が注意してきた、怒ってきた会話の内容”を必ずメモを取り記録しておくことです。

これは少なくとも3ヶ月以上は続けます、例えば、その叱責の内容が本当に理にかなっている、但し場合は次回からそういうやり方にすれば、少なくともそこの事では怒られなくなる訳です。

また、逆にその叱責の内容が、“上司や雇い主から受けた作業指示と矛盾が無いか”をチェックしてみましょう。

例えば、雇い主は封入の作業はAという風にやれ、と言っていたのにその相手は”Bと言う風にやれ”と怒ってきた。
また、数週間前はその人がAと言っていたのに今日は同じ状況でBと言って来た…など、過去に指導してきたことと全く逆のことを、その時の気分でコロコロ言うことを変えてくるといった場合には、上司や雇い主に相談しましょう。

これは、本来必要無い作業指示をあなたに強要しているため、”作業効率の妨げ”になっていますので、この点を上に相談し、その件を上から本人に注意してもらう、という対策も取る事が出来ます。