嫌いな人に困惑する
人に何かを説明する、わかるように話す、というのも学ばなければ成長しないスキルです。

人間はオギャアと生まれたその日から、誰でも人に物を教えるのが得意な人はそうそう居ません。

こういった“情報を口頭で伝える”のにもある程度型や手順のようなものはあり、どういう説明をすれば相手に伝わるか、どういう順番に話せばいいのか。

そして何より相手の立場、気持ちになって発する言葉を選ぶ、そういった諸々のスキルの集大成で相手からこの人は教えるのが丁寧だ、説明がうまい、また逆に、この人の説明はわかりにくい、乱暴だ…という印象にもなってしまう場合があります。

そこで今回は、あなたがたまたま運悪く 仕事の説明が下手な人、コミュニケーションスキルが低い相手と仕事をすることになった時、なるべく精神的な苦痛や、作業時間のロスを減らすやり方を一緒に考えていきたいと思います。

あえてプライベートで一度話し合ってみる

多くの職場で「ほう・れん・そう」という言葉がありますが、報告も連絡も相談もほとんどしてくれない、それどころか仕事の引き継ぎもうまくやってくれない…そういう人は一定数存在します。

こういうタイプの人には大きく3種類居て、冒頭で挙げたように本当に連絡や相談報告が苦手でスキル不足な人、何らかの理由であなたを嫌っている人、相手によって態度を変えている人、と大きく3パターン存在します。(たまに何種類か兼ね揃えた人も居ますが)

本当に人に物を伝えるスキルが低い人の場合は仕方がありませんし、嫌われている場合は普段の自分の態度や仕事ぶりを見つめ直せば何とかなるかもしれません。

しかし態度を変える人の場合、例えば職場であなたや後輩といった言い方は悪くなりますが、「自分以下の立場の人」にはすごく”塩対応”なのに、自分の上司やお客様と接する時には人が変わったようにものすごく笑顔で丁寧に接している人、こういう人物の対処法を考えてみましょう…。

相手によって態度を変えているタイプの心理ですが、 元々人間と不必要に関わることが好きではない、ナイーブな芸術家タイプに多かったりすることがあり、特に自分が興味がない相手、優しく接するメリットがない相手にはどうしても接し方に適当で杜撰になってしまうという心理があるようです。

ならその人にとって、あなたが普段から有益な人、気持ちのいい人、楽しい人、そしてできるなら親しい友人になれるのであればそれは明日から態度が変わるチャンスなのです。

もし職場の飲み会やプライベートで、交流の機会があれば、「いつも自分の仕事でお忙しいのに私にまで仕事教えてくれてありがとうございます、○○さん(相手の名前)って、すごく仕事頑張っていますけど何かうまくやるコツってあるんですか…?」 と、この例は少々大げさですが、ひたすら肯定し持ち上げることを前提に話しかけてみるといいかもしれません。

もしくは共通の趣味があった時には趣味の話題でアプローチしてみるという方法もあると思います。

そうすることで、相手の方も今まであなたのことをよく知らなかった部分が見えてくるようになった、その見えてきた部分が意外といい奴で興味深いとなってくると、次の日からは今までよりもあなたに対する態度が若干変わってくる可能性があります。