シールを貼る男性
前回より、仕事の深刻なミスを減らすにはどうすればいいかというテーマでお話していますのでその続きです。

周りの人の理解や尊重も大事

そういうわけで、職場での深刻なミスを改善したい、頑張っているのに同じミスを繰り返しなかなかうまくいかない・・・という方をテーマに、3週にわたってお話をしてみました。

繰り返しますが、世の中にはいろんな人間が居て、脳みその考え方も決して一枚岩ではなく、Aさんはこういう作業が得意だが、こういう部分で少々苦手なところや気の利かないところがある。
一方Bさんは、こういう作業やらせるとミスばかりで全然駄目だが、こういう作業やらせれば抜群に実力を発揮できる・・・と千差万別なのです。

一番理想的なのは雇い主やチームのリーダーが人それぞれは得意不得意を見極めきちんと尊重し、それに合った仕事配分をさせてあげるのがいいと思います。

しかし、いかんせん軽作業という仕事環境ではなかなかそういうわけにもいかない部分も多いと思います。

そこで今回ご紹介したように、苦手かな・・・?というスタッフ、特に細かいチェックを行いながら複雑な作業をこなすとミスが出てしまうといった場合には、それを解決できるようにチェックシートをつけながら作業をするように進めてみる。(これはあくまで一例で、もっとその人に合った方法もあるかもしれません)

但し、これは決してその人が人間的に劣っているわけではありません。

たとえば視力の弱い人が眼鏡をかける事で、もともと視力のいい人と同等の作業ができるようになる・・・という考え方と同じです。

連続した作業での注意力が少々弱い方は、こういったチェックシートなどを利用することで、元々長時間の注意力に自信がある人と同等の作業ができるようになるというやり方ですね。

もちろん、そこでも個性がありますので100%全てコンピューターでのチェックと同じような能力になるとまでは言えませんが、職場内でもし同じミスを繰り返しているような方がいた場合に今回の件を思い出してください。

ミスした相手を感情的に批判するのではなく、どうすればみんなが効率よく働けるかを冷静に皆で考えて行く方が良いのではないかと思います。