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アクセス解析とヒートマップを上手に使ってサイトを改善!

アクセス解析

アクセス解析は、Webサイトを運営する側にとっては重要な解析です。Googleアナリティクスをはじめ、Webサイトのアクセス解析のツールはWebマーケターの必需品と言えます。しかし、アクセス解析だけではわからない観点を表示できることで、もう一つの必需品になっているのがヒートマップです。


アクセス解析ツールとヒートマップの違い

Webサイトをより有効に運用しようという中で誰もが利用しているのが、アクセス解析ツールとヒートマップです。Webサイトは、単なる情報サイトから、コンバージョンを気にするビジネスの中心となる役割を担っています。その中でいかに訪問してくれたビジターの動きや考えをキャッチしてサイトに迅速に反映できるかが重要になってきました。

タブレットをサブモニターにしたPC
引用元:アクセス解析を見ながら、ブログデザインを調整する|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ https://www.pakutaso.com/20160849243post-8869.html


アクセス解析とは

アクセス解析は、Webサイトがどのような観点からアクセスがされているかを見るものです。例えば、検索エンジンで、どういったキーワードで検索をしてサイトを探し当てたのかであったり、他のどのサイトからのリンクをたどってきたのかであったりの情報や、滞在時間や閲覧ページ数が分かります。


ヒートマップとは

ヒートマップは、情報を分かりやすくする表現方法のひとつで、データを強弱の色で表現することで視覚的にWebサイトの閲覧状況が分かるようになっています。アクセスしてきた人のカーソルの動きから情報の可視化を行っています。


アクセス解析とヒートマップの違い

アクセス解析とヒートマップの一番大きな違いは、アクセス解析がWebサイト全体をみているのに対し、ヒートマップは1つのページを見ています。アクセス解析ではサイト全体のボリュームゾーンや直帰率が分かりますが、ある特定のページについての詳細は分かりません。その時にはヒートマップを使います。ヒートマップでは、ページの中のどこでクリックされているかが分かりますので、1つのページにあるコンテンツでも注目されているコンテンツやワードは何かが分かります。


アクセス解析の中身

資料を見ている部長
引用元:しょうもないプレゼン資料でため息混じりの部長|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ https://www.pakutaso.com/20150801223post-5876.html

Webサイトでの登録数や問合せの件数、導線の先にある見てほしいページまでビジターがたどりついた件数などの数値が出てきます。アクセス解析ツールでは、これらの情報をリアルタイムに確認できるので、Webサイトの更新でどのように変わったかなどがすぐに分かり、思った通りの反応がなければすぐに改善するといったことができます。


ページビュー、ユニークユーザ、平均PV率

ページビューは「PV」と表記されることが多いですね。Webサイトの運営者が指定したページが閲覧された回数のことです。ユニークユーザはWebサイトの訪問者数のことですが、同一人物の場合は1でカウントされるので、実際にアクセスをしたユーザの本来の人数が分かります。ただし、cookieを利用している関係上、cookieを利用していないユーザの場合はダブルカウントの可能性があります。1人のユーザがそのサイトに入ってから出るまでを単位をセッションといい、1回のセッションで閲覧したページの数を平均PV率といいます。平均PV率は、ユーザにとってサイトのコンテンツが満足できるものか、ユーザの関心にマッチしているかなどを検討するときの参考値になります。


回遊率、離脱、直帰

ビジターがWebサイト内の各ページをどのくらい閲覧したかを示す回遊率、Webサイト内のページから別のWebサイトへ移動してしまう離脱、最初の1ページだけで離脱してしまう直帰などのビジターの動きが表されます。


コンバージョンレート

「CVR」と表記される、最も運営者が気にする数値です。Webサイトへのアクセスに対して、どのくらいの割合でコンバージョンに達したのかを表す確率です。

コンバージョン(Conversion)とは、変換、転換、交換といった意味を持つ英単語であるが、インターネットの分野では、Webサイト上で獲得できる最終的な成果のことを指す。すなわち、成果を何に定義するかによって、言葉の意味が変わってくるのだ。サイトの種類によって、成果は一般的には変わってくるため、コンバージョンの言葉の指すことは異なる。ECサイトでは商品購入、情報提供サイトやコミュニティサイトでは会員登録、企業サイトや商品情報サイトでは問い合わせなどがコンバージョンに当たる。
引用元:「コンバージョン」とは? 今さら聞けないコマース基本用語 | eコマースコンバージョンラボ https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/584


ヒートマップの中身

重ねて置かれたタブレット端末とスマートフォン
引用元:重ねて置かれたタブレット端末とスマートフォン|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ https://www.pakutaso.com/20160651181post-8271.html

ヒートマップは、色の塗り分けでいろいろな数値を表現する方法です。一番身近にあるイメージでいえば、体温を視覚化しているサーモグラフィーがあります。Webのヒートマップでもいくつかのトラッキングを色で表します。クリックトラッキング、マウストラッキング、アイトラッキングなどがあります。


ヒートマップの信頼性

ヒートマップは、マウスの動きとスクロールの2つのコンピュータの動きで推測している数値です。ですので、実際とは異なる可能性があります。例えば、実際にはページの上のほうにある図式を見ているのに、マウスのカーソルはページ下に動かないままといった状況がありうるのです。あくまでも推測であることを念頭にいれておく必要があります。


アクセス解析とヒートマップを上手に使おう

PCで仕事中の男性
引用元:冷静に「ググレカス」としか返さない社内のエンジニア|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ https://www.pakutaso.com/20141138308post-4794.html

多くの場合、まずアクセス解析でサイト全体の状況を把握します。そのあとヒートマップで重要なページの解析を行っていきます。これら2つはそれぞれ性格が違いますので、上手に数値を使って改善案を検討するのがいいですね。