無料で使えてWebサイトの詳細なアクセス解析ができるGoogle アナリティクス。
アクセス解析のための非常に便利なツールなので、
サイト運営している多くの人に活用されています。
では、Google アナリティクス プレミアムはいったいどこが「プレミアム」なのか、
無料版との違いをご紹介します。

Google アナリティクス プレミアムとは…？

一言でいうと無料で使える　Google アナリティクス　の有料版。
当然ですが、無料版よりも優れた点がたくさんあります。
無料版のGoogle アナリティクスも解析ツールとして
確固たるポジションを築いていますがそれより優れているとは…
どこが違うのでしょうか。

引用元：Google Analytics Premium 短期連載（１）：「Google Analytics」そして「SiteCatalyst」との仕様や機能比較 – Real Analytics （リアルアナリティクス） http://analytics.hatenadiary.com/entry/20120417/p1

Google アナリティクス プレミアムの無料版との違い

費用

引用元：Free photo: Business, Card, Credit, Debit – Free Image on Pixabay – 15721
https://pixabay.com/en/business-card-credit-debit-female-15721/
コメント：お値段以上の価値があります！

Google アナリティクス プレミアムの料金は　130万円/月。
毎月130万って？！と驚かれるかもしれませんが、
プレミアム版を使う必要があるのは大手企業のサイトであることが多いので大丈夫なのです。
導入を自力で行うのでなければ外部のコンサル会社などに頼むことになるのでその費用も上乗せされます。

データの制限が緩和される

引用元：Free vector graphic: Arrow, Business, Financial, Graph – Free Image on Pixabay – 1295953
https://pixabay.com/en/arrow-business-financial-graph-1295953/

1 か月あたりの上限ヒット数が1,000万ヒットから10億ヒットへと拡大されます。
100倍になる訳ですね。
大手企業のホームページや通販関係のサイトだと
無料版ではデータ制限を超えてしまう危険があります。
これは大変なことなのです。

ヒット数が上限を超えると、警告メッセージが管理画面に表示され、
レポートにアクセスできなくなる可能性があります。
プロパティが上限超過と見なされた場合は、
そのプロパティの編集権限があるすべてのユーザーにメールで通知されます。
通知メールの受信後 30 日以内に必要な措置を取らなかった場合は、
プロパティのデータの処理が停止されます。
さらに、データの処理が停止されてから 60 日以内に Google に問い合わせ、
アナリティクス プレミアムにアップグレードする措置を取らなかった場合は、
プロパティ（すべての過去のデータや設定情報を含む）が削除の対象となります。
引用元：月間ヒット上限についてGoogleアナリティクスのヘルプ等が更新
http://www.kagua.biz/help/updates/kiyakukaitei.html

グーグルは、ヒット数が上限を超えるとレポートにアクセスできなくなるなどの警告を行っています。
グーグルから連絡が来たのに放置していると、
30日で利用停止になり60日で過去のデータ含めすべて削除という過酷な処置が取られます。

引用元：Free photo: Analytics, Charts, Traffic – Free Image on Pixabay – 925379
https://pixabay.com/en/analytics-charts-traffic-marketing-925379/

ヒットというのは、Googleアナリティクスへデータ送信すべてを含みます。
ページビューはもちろんですが、イベントトラッキングやソーシャル計測、
ECなどのトランザクション等、それらすべてを含み、
データ送信合計が月間上限1000万ヒット（送信）ということです。
引用元：月間ヒット上限についてGoogleアナリティクスのヘルプ等が更新
http://www.kagua.biz/help/updates/kiyakukaitei.html

ちなみに1ヒットというのは1PV(ページビュー)のことではないのです。
月間1000万いってないから大丈夫～なんて呑気に構えていられないかもしれません。

データ処理のサービスが向上

引用元：Free illustration: Clock, Wave, Period, Time, Fear – Free Image on Pixabay – 439147
https://pixabay.com/en/clock-wave-period-time-fear-439147/

データの更新頻度が高速化します 。
無料版では24時間以上ですが、
プレミアム版では4時間以内となりデータがいつでも新鮮！ということになります。
また、レポートに表示可能なデータの行数も無料版は5万行なのに対し
プレミアム版は非サンプリングデータで300万行とアップ。
非サンプリングデータはデータのそのままの姿。
無料版の場合、ある程度以上のデータ数になるとサンプリングといって
実際のデータから一定の割合でサンプルを抜き出した結果を出力しています。
そうなると飛び出して高いあるいは低いデータは無視されたりします。
サンプリングデータは平均とかを見るなら問題ないといわれていますが
自分のサイトへのアクセスの真の姿をみることはできないのです。

カスタム変数の設定数増加

引用元：Free illustration: Graphic, Analytics, Statistics – Free Image on Pixabay – 1142957
https://pixabay.com/en/graphic-analytics-statistics-1142957/

サイトに来たユーザーがログインしてるかどうか、男か女か、
年齢はどうか会員かそうでないか、どんなデバイスから来たかといった
情報のデータを取得するのに必要なのがカスタム変数です。
無料版では5個の、プレミアム版では50個のデータが取得できます。
サイトの構築上重要なデータでもあるので、
たくさん集められると強みになります。

サポートと保証

引用元：Free illustration: Service, Woman, Headset, Help – Free Image on Pixabay – 1660847
https://pixabay.com/en/service-woman-headset-help-support-1660847/

サポート機能緊急時の時間外対応を含めたサポートその他、
電話やメールを利用したユーザー窓口Googleアナリティクス導入の
設定サポートGoogleアナリティクスを有効活用するためのトレーニング
引用元：意外と知られてない！Googleアナリティクスプレミアムについて知ろう 
｜ferret [フェレット] https://ferret-plus.com/2598

プレミアム版には24時間365日のサポートサービスが付いています。
導入時のサポートも助かりますね。
トレーニングなどは代理店によっては別料金のこともあるので確認しましょう。

サービスの品質を保証する規定として、下記のようなサービスレベルアグリーメント（SLA）を設定します。
データの鮮度 … 4時間以内であることの98%
データ収集 … 99.9%データ保証
レポーティング … 99.0%データ保証上記の規定に満たなかった場合、
翌月のサービス費用から相殺するサービスなどもご用意しています。
引用元：Google アナリティクス プレミアムの主な機能
｜Google アナリティクス プレミアム 導入・運用コンサルティング
http://www.analytics-ayudante.jp/comparison/

プレミアム版にはサービス品質保証が付いています。
無料版の場合、データが破損してもグーグル側は何にも責任はないのですがプレミアム版の場合、
翌月のサービス料金などから相殺されるなどのサービスがあります。

Google アナリティクス プレミアムを使うべきタイミングとは？

引用元：Free illustration: Statistics, Graphic, Business – Free Image on Pixabay – 1587634
https://pixabay.com/en/statistics-graphic-business-chart-1587634/

月に130万円の料金を払っても見合うようになるタイミングとはどんなものでしょうか。
Google アナリティクスを使っているか使っていないかで条件に違いがでてきます。

既にGoogle Analyticsを利用している場合
■月間1,000万PV以上の大規模サイト
■実装サポート・問合せ・トレーニングのサポートが必要
■サンプリングや上限設定など、どうしても解決したい「制限」がPremiumで解決できる場合現在別の有料ツールを利用している場合
■機能面でGoogle Analyticsより劣っているツールを利用している
■実装サポート・問い合わせ・トレーニングに対する不満がある
■コスト的に現在利用している有料ツールよりGoogle Analyticsのほうが安い
引用元：Google Analytics Premium
短期連載（１）：「Google Analytics」そして「SiteCatalyst」との仕様や機能比較 –
Real Analytics （リアルアナリティクス）
http://analytics.hatenadiary.com/entry/20120417/p1

Google アナリティクス無料版からプレミアムにアップデートした際、
特別な設定は必要なく現存のアカウント内からプレミアム版の機能を使えるようになります。
ですから、アクセス解析ツールは様々ありますが、
サイトが大きくなってプレミアム版を使う必要に迫られた時になってから
慌てないで済むように最初からGoogle アナリティクス無料版を使っておくのも賢い選択、
といえるかもしれませんね。

引用元：Free illustration: Chart, Graph, Analytic, Cubes, Bars – Free Image on Pixabay – 1545734
https://pixabay.com/en/chart-graph-analytic-cubes-bars-1545734/