お知らせ・ブログ

貼れば貼るほどSEOに悪影響とウワサ!?発リンクの実態

対策

自分のサイトから他のサイトへリンクを送る、発リンク。
使えば使うほどSEO的には悪影響で、サイトの評価をどんどん下げてしまう。
だから人にはリンクを貼らせておいて、自分は1つも貼らないほうが良い!
なんて言われている発リンクですが、その実態はどうなのでしょうか?


被リンク=評価をもらう、発リンク=評価をあげる。というイメージ

公園にノートPC
引用元: https://pixabay.com/ja/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97-%E4%BB%95%E4%BA%8B-%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF-405755/

発リンクするとリンクジュースを外部サイトに渡してしまうことになります。SEO初心者の方の中には、この点から、自分のサイトの評価が下がってしまうと考え、ためらう人もいるようです。
引用元:発リンクすると検索順位が下がる? | なるほどSEO – 初心者のためのSEO対策入門サイト http://nar-seo.com/seo-knowhow/faq/113/
コメント:被リンクされると評価が上がるという定説から、「じゃあリンクを送ってしまうと評価は下がるのか」と考えてしまう人が多くいます。

用水路
引用元: http://www.daikinoutsuwa.com/blog1/2016/05/po000534.html

よく、発リンク(別ドメインへのリンク)が多いと、本来持っている価値を外部サイトへ漏らしてしまう(リンクジュースが流れてしまう)ため、SEOに不利になる。と言われてきました。
引用元:発リンクを設置したページのSEO効果について https://seopack.jp/internal-seo/basic/outgoing-link-seo.php
コメント:しかし、実はそれも昔の話で、発リンク=評価をあげる(下げる)とは考えられていないのが現状です。

警察とパトカー
引用元:Free photo: Miniature Photography, Police – Free Image on Pixabay – 1493561 https://pixabay.com/en/miniature-photography-police-crime-1493561/

発リンクの質が低いと、SEOペナルティを受ける可能性が高まります。2016年4月に不自然な発リンクに対して一斉発動されたペナルティが有名です。
引用元:発リンク数のチェック方法とSEOペナルティについて http://seolaboratory.jp/internal/2016051134750.php
コメント:あまりにも策略見え見えといった怪しい発リンクは、当然ペナルティの対象になるので注意しましょう。

被リンクが評価をもらっているのだから、発リンクは自サイトに与えられたはずの評価を分けている。そう思われて避けられていた発リンクですが、少なくとも評価を分け与えるようなことにはなりません。


実際には発リンクで評価が上げられることも

rel=nofollowではない
引用元: http://アフィリ息子.com/siteaffili/relnofollow

「外部リンクには “nofollow” 属性をつけろ」というSEO手法は,2009年に終了している。「外部にPageRankを渡さなければ,内部リンクの評価が高まるはず・・・」そんな考えは,もう通用しない。
引用元:今は逆効果!外部リンクにrel=nofollow属性を付け,内部PageRankを上げるSEO手法は「PageRankスカルプティング」として2009年に無効化された – モバイル通信とIT技術をコツコツ勉強するブログ http://computer-technology.hateblo.jp/entry/2016/03/21/%E4%BB%8A%E3%81%AF%E9%80%86%E5%8A%B9%E6%9E%9C%EF%BC%81%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%ABrel=nofollow%E5%B1%9E%E6%80%A7%E3%82%92%E4%BB%98%E3%81%91%EF%BC%8C%E5%86%85%E9%83%A8
コメント:他サイトの評価を上げたくないから、リンクを送らない・リンクでPageRankを渡さないようにする、という考え方は一昔前の産物です。

引用フキダシ
引用元:Free vector graphic: Quote, Bubble, Rectangle, Talk – Free Image on Pixabay – 1375855 https://pixabay.com/en/quote-bubble-rectangle-talk-text-1375855/

そして、被リンクは外部サイトにだけメリットがあると思われがちですが、こちらの「質の高いコンテンツの作り方とは?安定したトラフィックを呼ぶコツ」にも書いたように、引用や参考サイトとして記事を補うということは、ユーザーにとってもその記事は有益な情報になります。
引用元:発リンクを設置したページのSEO効果について https://seopack.jp/internal-seo/basic/outgoing-link-seo.php
コメント:実は引用や発リンクというのは、それを貼ったサイトにもメリットがあるもので、価値を上げてくれるのです。あなたが見ているこの記事もその良い例で、オリジナルコンテンツが少ないはずの所謂まとめサイトも、引用や発リンクで少なからず順位を上げていると言えます。

Youtubeに乗ってた腹筋動画を参考にしました!とだけ書くよりも、この動画を参考にしました!とリンク付きで紹介した方が読者に親切ですよね?ダイエットメニューを参考にしたサイトがあれば、そのレシピが載っているサイトもリンク付きで紹介した方が読者にとって親切だと思いませんか。こういった点から発リンクはコンテンツの充実に一役買い、結果として検索順位を押し上げる効果があると考えられています。
引用元:発リンクで検索順位が上昇?ぶっちゃけ発リンクってSEO的にどうなのさ? – MUTANT http://www.mutant-tetsu.com/entry/link
コメント:発リンク自体が評価アップの要因になるというよりは、発リンクすることで記事の内容がより濃くなり、評価が上がるという流れです。

phylandocicで検索した画面
引用元: http://seosherpa.com/seo-experiments/

Reboot Online Marketingという会社が行った実験なのですが、実験内容を要約すると以下の通り・検索上に存在しない造語を作る(phylandocicなど)・その造語をコンテンツに含んだサイトを10個作成・10個のうち5個のサイトは発リンクを活用する・一定期間置いた後、造語(phylandocicなど)で検索してみる結果はどうなったと思いますか?結果は10サイト中、発リンクを使った5個のサイトが上位表示される結果になりました。
引用元:発リンクで検索順位が上昇?ぶっちゃけ発リンクってSEO的にどうなのさ? – MUTANT http://www.mutant-tetsu.com/entry/link
コメント:発リンクを上手く活用すれば、検索順位に影響が与えられるということを、実際に証明したところもあります。立派なSEO対策として、発リンクも使えることが証明されたわけです。

サイト内容に合致した、役に立つページに対してリンクを送ることは、マイナスどころかプラスになることがわかりますね。


結局は “訪問者のためになるか” が重視される

Website Visitors
引用元:Free illustration: Website, Visitors, Personal, Users – Free Image on Pixabay – 1292338 https://pixabay.com/en/website-visitors-personal-users-1292338/

ただ、発リンクした方がSEO効果が上がる場合もあります。それはどういう場合かというと、自分が書いた記事に関係のあって、しかも価値の高い情報を提供しているページにリンクする場合です。グーグル検索の目的は結局のところ、検索者にとって役に立つサイトを表示することです。
引用元:発リンクとは~減らすとSEO効果があるのか? http://www.arigatou365.com/archives/581
コメント:ここまで、ちょっと小難しい話もあったかもしれませんが、結局はココに集約されます。発リンクも、「それが訪問者のためになるリンクなのか?」そこさえ考えていれば、SEOに悪影響どころかSEO対策の武器として、発リンクを使えるようになるはずです。