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良質なweb制作は、ヒアリングシートからスタートします!

良質なweb制作を行う為には、クライアントからのヒアリングを十分に行う必要があります。
そしてヒアリングを過不足無く行う為に、ヒアリングシートの作成が必要なのです。
ここでは、ヒアリングの基本・ヒアリングシートの作り方等について解説します。


ヒアリングの基本

ヒアリングというのは、単純に相手が口にした言葉をそのまま受け取るという、「御用聞き」とは異なります。特に、技術的・専門的な事柄が含まれている場合には、そのスキルがヒアリング対象者に十分に備わっていなければ、表面的なヒアリングに終わりかねないのです。幾つもの質問を重ねて、相手の言わんとしている事を引き出さなければなりません。そして、web制作に活かす必要がある訳です。しかし相当なベテランでなければ、手帳を片手に過不足の無く、尚且つ適切な質問を重ねてヒアリングを完了するのは困難を極めるでしょう。しかし、方法はあります。それは、その力不足を補う為に、ヒアリングシートをヒアリング前に用意しておくという方法です。これならば、文字を記録する手間暇が省けるので、ヒアリングに注力出来るでしょう。

全てはヒアリングからはじまる経営課題
引用元:全てはヒアリングからはじまる http://www.management-facilitation.com/strength/01/
コメント:web制作という業界にも、このヒアリングは必要不可欠な存在と言えるでしょう。


ヒアリングはインタビューである

端的な言い方をすれば、”ヒアリングする”という言葉をお客さまに使うのは、失礼に当たります。あくまで私の考え方ですが、両者には以下の違いがあると考えます。ヒアリング・・・尋問する、問いただす → 上から目線インタビュー・・・面談する、広く意見を聞く → 低い目線人それぞれ、いろいろな意見があると思いますが、私はお客さまに対しては「インタビュー」という言葉を使うべきだと以前より考えていました。ヒアリングという言葉を使う自社側では何の違和感もなく使っていたとしても、例えばお客さまの場所をご訪問して、”本日は〜についてヒアリングさせてください”とか、”このヒアリングシートにご記入ください”という表現を使ってしまうと、受け取る相手からすると、このような失礼な言葉を使う会社は信用できない、という感じで態度を硬化させてしまう場合もあり、悪気はないのにせっかくそれまで築いてきた良い関係を壊してしまいかねません。
引用元:お客さまに対して”ヒアリングする”という言葉を使っていませんか?:大塚秀樹の“マーケティングマインド”の醸成:オルタナティブ・ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/marketing168/2015/06/post_38.html
コメント:余り意識されないで使用されている「ヒアリング」という表現は、「インタビュー」と直すことで、真のヒアリングが出来るのではないでしょうか?


ヒアリングシートを作ろう!

ここまでやっておこう!

趣旨としては制作する意図をシッカリ汲み取るという所です。・受注が決まり既に提案をしているかと思いますので、今回なぜWEBサイトを制作するのか意図を聞き出す。・お客様とヒアリングする前に、事前に競合サイト最低でも10サイトをチェック・Yahoo! 知恵袋、おしえてgoo でクライアントのユーザーの悩みをチェック、ここでも最低10の悩みをチェック・ヒアリングシートを使いクライアントから情報を引き出して下さい。
引用元:Webデザイナー必見!Web制作を失敗しない為のコンセプトシート|売る技術 http://www.urusube.com/?p=250
コメント:web制作を行う意図を掴むのは最も重要なので、クライアントから話しをしてくれると制作側は考えてしまうかも知れません。しかしクライアント側から何もしなくても、過不足無く話しをしてくれる事は無いと考えて、ヒアリングシートを作るべきです。

PC操作中の男性
引用元:まずはインターネットで調べてみよう https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E7%99%BE%E7%A7%91%E4%BA%8B%E5%85%B8
コメント:インターネットの質問系サイト等で下調べをしておくと、クライアントの業種の悩み等の傾向が掴めるかも知れません。


ヒアリングする項目は?

汎用的な内容ですが、初回のヒアリングシートは、次に挙げる点がざっくりと含まれていれば充分だと思います。・予算・納期・達成目標・基本ターゲット・現行サイトの不満点・勝ちたい競合・素材の有無・広告予算の有無・更新可能なスタッフはいるかこれらの他は、「クライアントさんの事情」を知ることに注力すべきでしょう。WEBを使った改善に思い至った背景であるとか、現状ボトルネックになっているのはどの部分で、改善点はどこにあるのか。
引用元:ホームページ制作のヒアリングシート【決定版】これだけ聞けば問題なし! http://hisacrea.com/technic/hearing-sheet/
コメント:ヒアリングシートは企業により異なり、内容はそれぞれ異なるでしょうが、基本的な内容はこの程度で良いのかも知れません。後のヒアリング時には、各項目をブレイクダウンして行き、細部を詰めて行きましょう。

制作全体・予算・納期・サイトを作る目的・ターゲット・現在使用しているCMS・スマホサイト・リニューアルであれば、現在の課題・今後の希望・サーバ環境・ドメインの有無・競合・ページ数(予想でも)コンテンツ・商品・サービス・SNS・ブログ利用の可能性・パンフレットなど他の販促物の有無デザイン・ロゴ・イメージカラー・好きなサイト・希望する系統(シンプル・かわいい・クールなど)コーディング・プログラム・対応ブラウザ、デバイス・CMS・プログラムマーケティング・アクセスログ解析・SEO・リスティング広告、バナー・新聞など他媒体での告知おおよそ上記の内容をカバーしていれば、企画や見積もりの作成が可能です。確認すべき項目は、先にお客様から案件内容を聞く流れで確認できればベストです。ただ、全部を話の流れで聞くの難しいため、補足情報として後ほど確認します。私は最初のヒアリングで聞いた項目にチェックをつけていき、チェックのない項目を補足で確認しています。
引用元:ヒアリングシート付き! ディレクター歴2年の私がヒアリング時に気をつけていること。 | ネクストページブログ http://nxpg.net/blog/?p=232
コメント:このくらいのレベルで詰めていければ、基本的にはヒアリングは網羅されていると考えて良いかも知れません。ただし、予想外の大切な項目について依頼者が話してくれる事があります。この様な時は、ほとんどヒアリングが完了して、緊張も解けてきた頃に本音が出る訳です。ですから、ヒアリングシートに列挙されていなくても、落ち着いて慌てずに依頼者に教えて頂きましょう。

案件ヒアリングシート
引用元:ヒアリングシートのサンプル http://infortech.co.jp/vb_migration/inquiry.php
コメント:ヒアリングシートを元に、ヒアリングを行う訳ですが、ヒアリングシートに載せていない重要な事項があればメモを取り、必ずどうしたいのかを確認しておきましょう。


ヒアリングべからず集

ヒアリングでの会話を、依頼者に無断で行わない

録音をするにもICレコーダーやスマートフォンの録音アプリ等が溢れており、その精度も実用的な物が、安価もしくは、無料で入手出来るという非常に恵まれた時代になったと言えます。しかしながらクライアントに許可を取る事無く利用するのは、失礼に値します。何故なら一言一句を正確に録音されるので、言質を取る為に行われていると思われても仕方が無いでしょう。その為初回のヒアリングが終わった後に、その事が原因で受注が取れない等という事が無いようにするべきでしょう。したがって、ヒアリングシートに加えて、手書きのメモでの対応というのが無難な方法と言えるでしょう。

会議の内容を録音するときに気を付けたいマナー会議をICレコーダーやボイスレコーダーで録音するという方も多いと思いますが、使い方によってはマナー違反となります。マナー違反にならないための録音の仕方ですが、まず、会議が始まる前に「会議を録音したいのですが、よろしいでしょうか」という風に了承を取りましょう。相手がOKならば、録音をしてもマナー的な問題はありません。
引用元:会議の内容を録音するときに気を付けたいマナー|U-NOTE [ユーノート] http://u-note.me/note/47489757
コメント:ヒアリング時にICレコーダー等で録音する時は、クライアントの了解を取りましょう。また、不要になったデーターは消去するのを忘れずに励行する事が大切です。


知識や経験に走るな!依頼者との信頼関係を築く方が先!!

相手を理解することは、信頼関係構築の第一歩です。人は、自分のことを理解していない人にあれこれ意見を言われるのを嫌います。制作者もプロですから、例え少ない情報からでも、経験を頼りにある程度の解決策を導き出すことができます。しかし、依頼者からすれば、いきなり知らない相手から偉そうに意見を言われても「あなたに私の何が分かるの?」と、拒絶反応が出るのは当然のことです。逆に言えば、それがどんなアウトプットになろうとも、依頼者やビジネスの状況をきちんと理解した(と、依頼者が感じた)上での提案であれば、受け入れてもらえる可能性は高くなります。そのために、提案の前段階であるヒアリングをきちんと行い、信頼関係を築く必要があるのです。
引用元:より良いホームページを制作するためのヒアリング考察 | セブンシックス http://www.6666666.jp/strategy/20140519/
コメント:web制作という、いわばコンピューターを使ったIT技術を利用した代物を作る事が目的ですが、やはりヒアリングという人間対人間というアナログ的な所を、ないがしろにしてはならないという事です。

握手するサラリーマン
引用元:クライアントとの信頼関係が大切 http://www.geogroup.co.jp/831297951
コメント:web制作は制作側の技術的スキルさえあれば、作成出来るものではありません。やはり、クライアントの協力は必要不可欠です。