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WEB制作を発注する際にもらう見積書の読み方を知ろう!

WEB制作を担当した際に、制作者に依頼をすると必ずこのくらいの費用が掛かりますよ、
という見積書が送られてくると思います。
しかし、その際に見積書を読むのに慣れていなければ、この費用は何なのか、
と首をかしげることにもつながりかねません。


見積書の読み方がわからない……

たとえば病気の保険の見積もりなどではどの病気にどのくらいの積立金がかかるのか、
入院したらどのくらいお金がもらえるのか、などの数字を出してもらえるわけですが、
この項目はどういう意味なのか、なぜそういう数字になるのか、
というのはなんとなくわかるものです。
しかし、web制作の見積書となるとなかなかそうはいきません。

みんな見積もりってどうやってるのか…と考える男性
引用元:やっぱり毎回悩むのでHP制作の見積もり算出方法と見積書の書き方をまとめてみた | Y氏は暇人
http://y-ta.net/estimate/

サイト企画・構築設計費A-01
サイト企画・構築設計料(A) 1 ¥31,500 ¥31,500
サイト制作費B-01
基本デザイン制作料(A) 1 ¥94,500 ¥94,500B-06
個別ページデザイン費(A) 4 ¥5,250 ¥21,000B-07
個別ページデザイン費(B) 6 ¥10,500 ¥63,000B-08
個別ページデザイン費(C) 3 ¥21,000 ¥63,000B-14
問い合わせ等フォームの作成 1 ¥31,500 ¥31,500
システム構築・開発およびプログラミング費D-01
CMS構築・設置料(A) 1 ¥52,500 ¥52,500
ディレクション関連費F-01 ディレクション・進行管理料 1 上記の10% ¥35,700合計 ¥392,700
引用元:ホームページ制作・Web制作見積り例|ホームページ制作・Web制作会社 ウィッシュポケット
http://www.wishpocket.co.jp/price/example
コメント:例えばこれは一例ですが、これらの数字を見てすんなりと納得できる人はどれくらいいるでしょうか?


ディレクション費って?

では一つ一つ見ていきましょう。まずはディレクション費についてです。
ディレクション費、と書かれるといまいちわかりづらいですが、
ディレクターのための給料、と言えばわかりやすいかもしれません。

Webのプロの現場での関係図
引用元:続・思考するWEBディレクション 第1回「Webディレクターが意識すべき目線(1)」 – MdN Design Interactive – デザインとグラフィックの総合情報サイト
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/17876/

ディレクション費ディレクション費とは、ディレクターの稼働対価となります。
実際に制作をおこなう際には、ヒアリング、
提案書の作成など制作に入る前にさまざまな作業が発生します。
プロジェクトのはじまりから終わりまでを担当する人員です。
エンジニア、デザイナーよりもプロジェクトに携わる期間が長いので、
かかる費用が高くなる傾向があります。
打ち合わせ(ヒアリング)提案資料の作成プランニング・コンセプト設計など
仕様策定(サーバ構成書なども作成するディレクターもいます)
プロジェクト進行管理(デザイナー、エンジニアへの指示)
「ディレクション費? プランニング費? いらないでしょ? 値引きしてよ!」そう思った方は、危険です。
プロジェクトの成功可否は、ディレクターにかなり依存しています。
この費用の値引き交渉をしてしまうと、
その分ディレクターはプロジェクトに割ける時間が減ってしまうので、
制作物の品質が下がってしまいます。
引用元:制作費の内訳を大公開!Webサイト制作にかかるお金について | いいWebつくろう〜クライアントと制作会社〜
https://liginc.co.jp/240197


CMSって?

CMSとはコンテンツ・マネジメント・システムの略で、
WEBページの管理をするシステムのことを指します。
それってディレクション費と何が違うの、と思われるかもしれませんが、
管理自体は人力でなくても、
オペレーションシステムがやってくれるように設定することも可能です。
それを作るための費用がCMS費なんですね。

お見積書
引用元:ウェブ制作の見積もりを金額付きで晒してやろうじゃないか! | WP-D
https://wp-d.org/2013/06/27/4852/

CMSは明言しませんがオープンソースのありふれたものだと思ってください。
CMSの機能で実現できない部分として製品比較表示が要望として出されています。
製品アーカイブで複数の製品をチェックして比較ボタンを押すと見やすい比較表が表示されるという仕様です。これもあまり大げさに開発しないという想定で、事前にデモを提出しています。
CMSカスタマイズを行った部分のドキュメントの作成と、現地レクチャーの費用も入っています。
これらは要らないってよく言われますが、どのみちあとで聞かれるだけなので、
あとで聞かれるのが嫌ならちゃんと話を通しておいたほうが良いでしょうね。
引用元:ウェブ制作の見積もりを金額付きで晒してやろうじゃないか! | WP-D
https://wp-d.org/2013/06/27/4852/


この見積書の値段は正しい?

web制作をお願いする時につきものなのが、
この費用が本当に相場通りなのか、ということです。
他の商品などと違って、オーダーメイドに近いものですから、
比較がしづらいのがwebページです。
そういう時は制作者の方と綿密な打ち合わせをしつつ、
納得の行くまで費用についての説明を求めるのが一番です。

見積書
引用元:見積書テンプレートと書き方|見積書作成サービス「Misoca」

見積もり根拠に関するトラブルスコープ定義書と見積書を作成して提出、
説明して「なんだこれは!」と無茶を言われたりするトラブルはよくあります。
経験の少ないマーケティング部のWeb担当者などがやらかしがち。このトラブルを解決するためには、
スコープ定義書で「どのフェーズでどんな作業をし、どんなコストがかかるのか」をきちんと説明できることが重要です。
例えば要件定義にカネがかかる、ということはWEB制作に明るくない人には理解し難いですが、
理解していないからそう思うのは当然。きちんと説明しましょう。
また、項目が曖昧でクライアントが制作会社が何をするのかをはかりかねるというケースでもトラブルになりがちです。
きちんとわかるようにスコープ定義書・見積書で記載しましょう。
引用元:「Web制作のリアルな工数と見積もりの話」の話をしようじゃないか! | @raf00
http://coziest.net/?p=572


見積書通りに行くとは限らない?

個々の項目を確認し、納得していただいた後は実際のwebページを制作する段階に入るのですが、
最初に出してもらった見積書は必ずしもその通りの資金で進むというわけではありません。
見積書通りに行かないってどういうこと? と思われるかもしれませんが、
web制作は往々にして変化が伴うものであるため、致し方ないことなのです。

概算御見積書
引用元:Web制作の算出時に参考になる必見サイト | あかつかゆうこのブログ(仮) 女性向けデザインが好き!
http://blog.yuko-design.com/freelance/1038/

見積もりの注意点(クライアント側)3段階の見積書でそれぞれ金額の精度が違うというお話をした通り、
実際の請求金額が見積もりと違うことは多々あります。
追加作業や修正作業によって金額が上下するので、
追加費用がかかるケースを事前に把握しておかなければなりません。
WEBシステム開発を始めてから仕様変更があったり、
予想しないトラブルが発生することもありますので、
最終的にかかる費用は多めに想定しておきましょう。
事前説明もなしに勝手に料金を上乗せするような開発会社はもっての他ですが、
どの範囲の追加作業や修正作業は無料で、
どの範囲を超えれば追加料金が発生するかは依頼の段階で聞いておくべき事項です。
引用元:WEB制作の3つの見積書それぞれの役割 + 受注・発注時の注意点
http://template.the-board.jp/business_tips/article/role_of_three_types_of_estimates