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【Win-Winを目指す!】web制作の為のヒアリング

web制作はクライアントとのヒアリング、見積もり、そして契約の順番で行われる為、ヒアリングが、契約に結びつくキーを握っていると言えるでしょう。
そこで、クライアントと共にハッピーになる為の、web制作におけるヒアリングのコツ等について記します。


ところで、ヒアリングって何?

ヒアリング面接調査で、相手の話を聞くことを中心に情報収集する方法のこと。
引用元:ヒアリング(ひありんぐ)とは – コトバンク https://kotobank.jp/word/%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-7578
コメント:ヒアリングはWEB制作に限らず、何らかの商品やサービスを開発する時に、スキルのある業者側に要望を伝える為に必ず行われます。もし、ヒアリング無しにプロジェクトが進められれば、クライアントの思い描いていた物とは異なる代物が出来る可能性が高くなると言って良いでしょう。そして、web制作にも同じ事が言えます。


ヒアリングをする前にやる事って?

クライアントの元を訪ね即興でヒアリングを行うという事は、プロのWEB制作現場で行われる事は無いと言って良いでしょう。何故なら、クライアントの意向を汲み取り、現実的に出来る物に仕上げる為には、ヒアリング項目を漏らさずに一定時間の間に聞き取りをしなければならないからです。一般的にはクライアント側の担当者は、自分の本業を熟しながらヒアリングの為に、時間を割いているでしょうから、何時間でもヒアリングに付き合ってくれる事は無いと考えるべきです。すなわち、効率的にヒアリングを過不足無く行わなければならないと、心得ましょう。具体的には、ヒアリングシートを元にクライアントに、聞き取りを進めて行く方法を取ります。そのヒアリングシートは、インターネット上にもサンプルがありますが、それをそのまま利用するのは不適切です。効率面から考えてそのサンプルを加工し、当該クライアントの業種や依頼ごと等の要素を勘案して作成しましょう。また、以前は分業化されていた、WEBサイトの構成を表すコンセプトシートも用意しておきます。


ヒアリングシートを用意しよう!

ヒアリングのポイントは、「ニーズの調査」と「ターゲット像」です。これを導き出すためのヒアリング項目を紹介します。○必ず聞いておきたい項目クライアントの業界・業種・会社概要→業界でのポジション、競合他社 →会社の特徴・強み、理念や目標、社風、今後のビジョンクライアントの要望(デザイン、運用面)→全体的なボリューム、デザインやカラー、社章の利用、文章など社内ルールの適応、体裁ほか →サイトを運用・管理する人間のスキル(初心者か経験者か)、更新はあるのか(あるなら更新のスパンを確認) クライアントが抱えている問題→思ったほどの結果がでていない場合、今までのサイトで想定してきたターゲットや集客予定数クライアントのターゲット→想定するターゲットのプロフィール(なるべく細かく掘り下げて聞く) →サイト以外のアプローチ方法(宣伝、広告、販売方法など。どの方法が一番効果をあげているか)クライアントが望む着地点→可能であれば、希望する売り上げ数を具体的な数字で提示してもらう →今後の展開(サイト以外、サイト連動の営業戦略など)
引用元:Web制作の営業をやるなら Webディレクター必携のヒアリングシートはこれだ! | IT・WEB/ゲーム領域専門の人材紹介会社【アールストーン】 https://www.rstone-jp.com/column/301/
コメント:様々な面からの切り口の項目を記したヒアリングシートを用意し、クライアントの要望や意向を明確に出来るでしょう。

ヒアリングシート
引用元:ヒアリングシート http://commte.net/blog/archives/4977
コメント:ヒアリングシートに決められた形はありませんから、手書きの時間を可能な限り削減出来、クライアントの求めるWEBサイトを見極める為の、オリジナルなヒアリングシートを用意すると良いかも知れません。


コンセプトシートもあれば、モアベターです!!

Webサイト作成の「コンセプトシート」について簡潔に教えてください。・卸売りなのか、小売なのか(売りたい人は誰なのか)・何が「売り」のお店なのか・どういうイメージ、雰囲気のお店にしたいのか・どれくらいの売上目標なのかなどなどです。たとえば、「ちょっと高めの価格設定だけど、健康志向のマダムをターゲットにおしゃれなイメージで販売したい!」なのか、「メタボが気になる中高年層に、新しい生活習慣として提案したい!」なのか・・・売りたい層や商品が違えばデザインも全然違ってきます。
引用元:Webサイト作成の「コンセプトシート」について簡潔に教えてください… – Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1383962233
コメント:WEBサイトのページ構成等も、このコンセプトシートで決めるとスムースにプロジェクトが進むでしょう。


ヒアリング当日にやるべき事・注意点

ヒアリング当日は、クライアントが理解しやすい言葉を使って、事前に用意しておいた質問を1つずつ聞いていきます。制作会社では当たり前に使っている用語が、クライアントの担当者にとっては難しい言葉であることはよくあります。また、会話の中で互いに使っている用語が違う意味を指している場合もあります。ITに明るいと思われるクライアントであってもWebやIT全般に詳しいとは限らないので、齟齬がないように十分確認しましょう。
引用元:ASCII.jp:ヒアリングシートの作成|Webディレクション最新キーワード http://ascii.jp/elem/000/000/560/560851/
コメント:ヒアリング時に、専門用語を利用するのはご法度です。クライアントの中には、そもそもWEBを含めてコンピューターを好きになれないけれども、あくまでビジネスとして利がある為、web制作を発注するクライアントもいる事を忘れては成りません。


クライアントはweb制作の専門家ではない

WEB・IT業界には横文字の専門用語や隠語等が沢山あり、社内の識者の間では日常会話レベルの文言である事になかなか気付けないものです。あるいは気付いていても日頃、頻繁に使用している言葉であれば、つい口を滑らしてしまう事もあるかも知れません。ですからヒアリングシートには、web制作に不案内なクライアントであると認識し、作成しておくと何かと助かる筈です。

対話中の男性
引用元:ヒアリング当日は専門用語禁止 http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1503/31/news001_2.html
コメント:つい口を滑らしがちな専門用語は、ヒアリング時にはご法度です。


クライアントのYESマンにならない様に注意しよう

クライアントの心象を害さないことを最優先に考え、言いなりになってしまってはいけません。クライアントは専門家ではないので、間違ったことを言うこともあります。また、現実的なスケジュールを考えずに要望を安請け合いすれば、プロジェクトが混乱して、品質も下がりかねません。
引用元:Webディレクターがやってはいけない13の行動 | sogilog http://baigie.me/sogitani/2012/10/webdirector13/
コメント:クライアントを大切にする事は、言うまでもなく大切な事です。しかし何でもかんでも、実現の見通しが立たない様な事までOKをしてしまうと、プロジェクトの成功は遠のいてしまうかも知れません。

映画のYES MAN
引用元:クライアントのYESマンになると大変です… http://sort.blog32.fc2.com/blog-date-200910.html
コメント:映画のYES MANなら良いのですが、仕事ではクライアント側からの要望に全て応える事は出来ません。


ヒアリング後にする事はコレだ!

要件定義

ヒアリングで行われた結果を元に、要件定義書を作成します。要件定義書は、どの様な機能を持たせたいか、どの様なアウトプットを求めるのか等を、設計に落とし込む前の段階を書類に取り纏めます。この要件定義書があれば、技術者が何をしたら良いのかが判るので、重要な工程の一つです。

要件定義とは、システムやソフトウェアの開発において、実装すべき機能や満たすべき性能などのを明確にしていく作業のこと。いわゆる上流工程の一部で、実際の開発・実装作業を始める前に行う作業の一つである。要件定義では、利用者がそのシステムなどで何がしたいのかを元に、それを実現するために実装しなければならない機能や、達成しなければならない性能などを開発者が検討して明確にしていく。まとめられた成果は「要件定義書」として文書化されることが多い。一般的にこの段階では「何が」必要なのかを定義するに留め、それを「どのように」設計・実装すべきかは後の工程で検討される。要件定義に先立って、利用者が業務を進める際に、そのシステムなどを使って何がしたいのか、何ができなければ困るのかといった内容を聞き取ってまとめる作業を「要求定義」というが、要件定義と要求定義を同義とする立場もあり、その場合は、このような利用者からの要求をまとめる作業も要件定義に含まれる。
引用元:要件定義とは|requirements definition|RD − 意味 / 定義 / 解説 / 説明 : IT用語辞典 http://e-words.jp/w/%E8%A6%81%E4%BB%B6%E5%AE%9A%E7%BE%A9.html
コメント:web制作の上流工程の一つです。この要件定義書はしばしば、実現が難しいとか、金銭面で大幅な増加になる等の理由で、加筆修正が行われます。

Web制作工程表についてはこちら