手を取り合うメンバー
前回より職場や組織で何故か浮く人、嫌われたりいじめに合いやすい人をテーマにお話ししていますのでその最終回です…。

私が、ではなく組織が、という思考を

このように組織の中で納得いかない事を言われる度に「私は攻撃された」ではなく、もしチーム全体が段ボールを頻繁に棄てていたら、雇い主や取引先のお客さんにどういうマイナスを与えてしまうか、どういう悪影響が出るかという推測を立ててみます。

これは自分の非を素直に認めるため、慣れないうちははらわたが煮えくり反りそうな腹立だしい程の気分にりますが、そこはちょっとこらえて…。
個ではなくチームとしての思考を磨く大事なスキルアップの訓練にもなります。

ここ深呼吸をし、少しづつでもいいので人から受けた酷評を冷静に思い返し、分析してみるのも良いかもしれません。

人間関係を行うコツの1つに、正しいことを言うと相手を傷つけるという話があります。

だから今あなたが辛いのは当然なのです、だってグサリと来る意見を言われたのですから…。

組織を1つの生命体と考える

個ではなく組織として考えるコツの1つに組織を1つの生き物として考える方法もあります。
イメージとしては、例えば組織に20人メンバーがいたとしたら、リーダーを脳みそとし、自分や他のメンバーは細胞のひとつと考えてみるといいかもしれません。

自分や組織を1つの生き物だと捉えれば 自分がどういう言い方、行動をするとその組織が良い方向に持っていくか、またはどういう事をやってしまうとそのチームは悪い方に行ってしまうか、という考え方もできると思います。

極端な言い方をすると、身体に害を及ぼすガン細胞にならないように意識する事です。
また、独り善がりな「薬」でもいけません(笑)

ある程度のラインを決める

例え組織のリーダーを任されていようが、決してその人は聖人君子ではありません良心も悪の心も弱さも持ったただの人間です。

そう、所詮は人間。
いつも完璧なわけではありません。

批判してきたこと注意してきたことが何かおかしい、または出来ればそうした方がいいのかもしれないが、特にチームやクライアントに損害を与えるような内容ではないじゃないか…という叱責が飛んでくる場合も結構多いです。

そういう時に毎回反論していては職場の空気も悪くなりますので、あなた自身が「ここまでは許す」という、ある程度のラインを決めておく事も大事です。

いくら上からの指示でもこれだけは絶対に譲れない、こんな事に従ってしまうと私自身の生活今後の人生に悪い影響が出てしまう、だからこれは言うことは聞けないという、ある程度のラインをどう決めるかと言いますと…。

例えば極端な例ですが、第二次世界大戦中には若い兵士が片道分の燃料を積んだ戦闘機に乗って敵機に突っ込んでいく、いわゆる特攻という任務を与えられていた歴史があったのを学校で習いましたが、それこそ仕事とはいえ超えてはいけないラインですね…。

今私は死ねない、私には将来やりたいことがあるんだ、とこれはかなり極端な例ではありますが、このようにこれだけは上から言われたことでも従えないという ラインをちゃんと決めておくことが集団での生活を円滑にするテクニックでもあります。

全てに噛みつかず、全てに従順すぎない。
愛され過ぎず、嫌われ過ぎず、でも回りは気軽にあなたに声をかけられる…。
そういう人物が1番浮かずに集団で長くやっていけると思います♪