退職願の封書
自分の職場に新しいスタッフを雇っても、なぜか“みんなすぐに辞めていってしまう”また、残る人たちはある一定の数だけ…。
従業員には”十分な給料”を与えているはずなのに、なぜか数か月で辞めていってしまう…。

そんな悩みをお持ちの事業主の方も少なくは無いと思います。

例えば”会社の都合”で本当にやってもらう仕事が無くなった、また従業員が法律に触れるような不正を行っていた…などの特別な状況は仕方がありませんが、多くの雇い主の方には、「上手くいっていたと思ったのに人が辞めていく」…と、そういうお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

本日はそういった雇い主の方にスポットを、当ていくつかの”基本的な”テクニックをお話ししたいと思います。

従業員を叱るとき注意する時には”ルール”を決める

職場環境ややってもらうお仕事にも色々あり、封入、シール貼り、箱詰め、組み立て、軽作業、データ入力と様々な作業や仕事がありますが、スタッフや新人を叱るときには”守らなければいけないルール”がある…という事は共通しています。

例えば、雇っている従業員に”1日のシフトの動き”の中で「今日は、まずAという作業をやって、次に”○○という商品が業者から届いたら”Bの作業を行い、帰るまでにはCという仕事も終わらせて帰ってね」という作業指示を出したとします。

その際、スタッフが問題無く退勤までに「A、B、C」と順番に仕事を片付けているようなら問題ありませんが、全てのスタッフがいきなり理想的な動きをしてくれる…というケースは意外にありませんよね…。

例えばスタッフが「A、B、そしてD」と明らかに今日はこちらか 頼んでいない作業をやり始め、肝心のCの作業がシフトの時間内に間に合わず、結局お願いしたかったCをやらずに帰りました…という場合には「Cの仕事を一番やってほしかったのだ」という旨を伝えなければいけません。

しかし、例えば「A、Cと済ませ、最後にBをやっていた」と、何故かBは後回しにしていた…と、結果的には全ての仕事を済ませていたが指示していた事と少し違う動きをしていた、いうという場合もあると思います。

そういう時には、叱る前に”冷静にその理由を聞いてみる”といいかもしれません。
そうすると、今日はたまたま仕事の現場がこういう状況でBという仕事をよりもCを優先的には行い、そして仕事の準備ができてからBという作業を始めた…という理由や背景があったかもしれません。

あなたがそのスタッフを雇っている一番の理由は、「ABC」という三つの仕事をやってくれる人材が欲しい、というのが一番の目的だと思います。

なので一見指示した動きとちょっと違うぞ…?という時には頭ごなしに叱るのではなく、まずはなぜそういう行動を取ったのか…?と1回確認してみましょう。