経営者と従業員
例えば、右も左も分からない初めてやるような仕事を今日中に仕上げて納品分して欲しい。

どう解決して良いのか解らない職場内の問題(急に自社やクライアント先のメールが繋がらなくなったなど)を1人で明日までに解決して欲しい。

上記はある現場のシステムエンジニアが実際に振られた極端な一例ですが、仕事先であなた独りではどんなに努力してもなかなか解決できないような問題を任されたり抱えている時って、皆さんも何かしらの形で経験がある方も多いのではないでしょうか…?

職場というのは様々な人たちが、色々な外部の取引先 企業や人物と関わりがあり、そこから色々な契約や仕事、時には困り事が発生します。

そこから自社のスタッフ、社員が会社を守るためという目的の元に動いて行きますが、そうなってくると各人が我慢しなければいけないことが発生し、その職場環境で雇われているあなた1人の要望を全て叶える、ということはなかなか難しくなってきますね。

郷に入りては郷に従えという先人の言葉があるように、「なぜこんな事?」というようなルールや、ちょっと違和感があるようなやり方手順に従うというのは組織の一員として仕方がない時もあります。

ですが、中には役員などの上の立場がそうなってしまう根本的な原因をなおざりにし、それで下の成果が出ない、期日間に合わない事を、あたかも“末端の社員や従業員の心構えが悪い”かのように指摘し、明日からも相変わらず杜撰なやり方を下に押し付ける…というようなひどい職場環境もあったりします。

もしあなたが現在そういう職場環境、またはいずれそういう状況になった時のために、いくつかの具体例とその解決策を本日は一緒に考えていきたいと思います。

上司からの”仕事の丸投げ”の場合

本来あなたに作業の指示、依頼をする上司が、その仕事の詳細を理解していない …というケースが挙げられます。

例えば上で書いたような全く初見の作業やトラブル解決を、明日の○○の時間まで完了させて、報告してほしい。

そしてあなたがその仕事のやり方を訪ねた時、「それは自分で調べて解決してくれ」と言われたとします。

これが梱包、仕分け、シール貼り、単純なデータ入力といったいわゆる軽作業であれば、こういうケースは稀なのです。

しかし、例えばアルバイトの中でもリーダークラス、正社員クラスもしくはエンジニアといったプログラムの処理や何かしらの特別なパソコンソフトを使用しての作業になってくると、現場にもよりますが上司が仕事の詳細や作業環境、データの不備などをよく確認や理解せず、そのまま部下に丸投げをするというケースもあるのが厄介な所です。

当然振られたスタッフはやり方が分からず調べてもなかなか具体的な解決策ができず、作業が一向に進まず状況は悪化し仕事の記述ばかりが迫ってくる。

そういう状況を解決する方法の1つに、 同じ部署内で”その仕事に詳しい正社員などに相談する”という方法があります。

正社員、特にいわゆる”平社員”という立場は、軽作業のパートやアルバイトよりは立場上ですが、役職というわけではないので一番現場の最前線で仕事を理解し働いているポジションとも言えます。

こういう人達は実際の作業の方法を心得ている場合が多いので相談をすれば具体的に教えてもらえると思います。