デスクワークで悩む女性
前回より“一人では解決できない問題や仕事を背負わされた時”の解決策の考え方についてお話していますので、その続きです…。

正社員に相談できない、または相談しても駄目だった場合

ただ、一つ問題なのが正社員クラスになってくると“自分の仕事もこなし”つつ“上から頼まれた仕事”もこなしながら、現場のパートやアルバイトとして雇われている軽作業スタッフの“管理やフォロー”といった物もしてあげなければいけない…というとても忙しいポジションを任されている場合があったりします。

そうなってくると、タイミングによっては当然相談に乗られた正社員もあなたのことばかりに時間を割くわけにはいかないため、説明の仕方が適当になったり、もっとタイミングが悪い時には突っぱねるような態度で自分で調べるように言われたり「後にしてくれ」と言われたりするケースもあったりします。

なのに上司からは「分からない時には社員の○○にどんどん聞け」の一点張り…。

ではそういう場合はどうすればいいかと言うと、その正社員や、仕事自体を回してくる上司より“さらに上のポジションの役員”などに今の現場で困っている事を相談してみる、という方法もあります。

ただし直属の上司に一言も相談せずこれを行ってしまう事は、実は“とても失礼な行為”に当たり、あなたの上司の尊厳や信頼を傷つけてしまう危険性もあります。

上司だって人間なのです。

なのでおすすめの手順としては、まず上司に
「正社員に相談しても忙しく、ネットで調べても今の仕事に効果的な解決策が分からない、そこで私自身が今置かれている立場の悩みを社長等の役員に相談してみたいと考えていて、事前にお話を…。」と、まずは自分の上司にワンクッション打ち明けましょう。

ある程度の良識ある上司なら、これまで”仕事は丸投げで大丈夫だろう”と安心していた手順が今のままでは”仕事の管理体制として不味い”という事実に気がつきます。

そうして現場やあなた達スタッフに何かしらの改善策のアクションを取ると思いますので、そこからあなたは最低でも1か月様子を見ていましょう。

流石に、すべてがあなたの希望通りの結果になる…というケースは難しいですが、相談する以前よりは何かしら改善され、例えば仕事の納期が長くなったり仕事そのものの量が減ったり、もしくは詳しい正社員が一度時間を取ってゆっくりその仕事を進めをしてくれるんだったりなど、そういった改善が現場の方で行われた事例もあります。

現場の苦労を1人で抱え込まないで

と言う事で、もしあなたが現在特に役職等の”何か責任があるほどの立場”の階級ではない、一般の軽作業スタッフである場合に、あなた一人ではどんなに努力しても解決できないような仕事や問題を抱え込んだ時には、決して1人で抱え込んだり苦しまないようにしてください。

今回ご紹介した方法を参考に、少しでも今のあなたの職場環境が良くなっていくことをお祈りしています。