前回に引き続き“封入”という軽作業についてご説明します。
後編では“作業を効率よく行うためのコツ”やその他気をつけた方がいい、という“注意点”をピックアップしてお話ししたいと思います。
効率良く作業を進めるコツ
ここで効率よく作業を行える場合のちょっとしたコツを1点ご紹介します。
それは“同じ作業は一度にやる”事です。
例えば、上に挙げたようにまず書類を封筒に入れ、口を閉じ、のり付けをし、口を閉じ、スティックのりの蓋を閉めて、閉じ終わった封筒を机の端に置き、それから次の書類と封筒を取り出して2枚目を…とやるのではなく、先に10枚ほどまとめて封筒に書類を入れてしまいます。
それが終わった後でその10枚封筒の口を折り曲げ、その後で10枚の口を閉じてのり付けをします。
…と、このように行うことで作業途中に発生する、封筒を持ち変える、スティックのりを1回机に置く…といった作業が省略されるため、何百通何千通と作業をこなしていくうちに、少しずつ時間の効率化が図られ結果的にその日1日の作業の量に大きな差が出来た…というケースがあります。
そのため、作業のスピードを上げるコツは、いかに”一生懸命頑張るか根性を出すか”というより
“いかに無駄な作業を省き、求められている目的”に達成するか、と言う事だと思います。
もっと言ってしまうと、”どれだけ楽をするか”というところに注目を置くと、作業の効率化スピードアップのきっかけは見えてくる場合もあったりします。
このように、”封入”という仕事に限らず”軽作業”の中には沢山の繰り返し作業を延々と続ける、という仕事が多いのです。
沢山の繰り返し作業は”とにかくまとめてやる”というのを頭に入れておくだけでも、少しは作業効率化のきっかけになるかもしれませんね。
その他の細かい注意点
上記で挙げた封入の作業は”比較的シンプル”なもので、受ける仕事の内容によってはもう少し細かいルールを追加されるケースもあります。
例えば、“選別して行う”封入や、“適合・マッチング”させて行う封入というのもあり、事前に封筒に送り先の宛名が書かれていて、そのお客様毎に指定された書類が個別に分けられています。
こういう場合もありますので、その時だけは”ミスややり忘れ”が無いように確認を取りながら行うようにしましょう。