小銭と家と貯金箱
今回は働く事と貯蓄と老後について個人的な考えを…。

例えば今は年齢的に若く元気で多少きつい業種で働けても、今から30年後40年後となってくると、体力面、年齢 、結婚などその時に現実的な面とも向かい合うことになります。

やがて少しずつ自由な仕事が選べなくなってくる、それが人生の宿命というものですね…。

しかし一方で、若いうちなら私はこういう仕事に就きたいのだ、こういう業界を目指して頑張っているんだ、という方も世の中に中にいると思います。

そこで今回は、そんな夢を追いかけて頑張っている皆さんが、老後に後悔をしない為の働き方、いつ頃からお金を貯めていくのが将来安全なのか、というテーマで個人的見解も含みますが少しお話ししたいと思います。

基本は目の前の仕事をしっかりと

手堅く貯金をするなら、よほど精神的に苦痛だったり毎月の収入に問題がない限り、今あなたの目の前にある仕事を毎日確実にこなす事も大事な貯蓄のポイントです。

これが昭和のバブル時代や、一握りの本当に才能がある人達だったら一人でビッグビジネスに乗り出したり、ミュージシャンや芸術活動で一発当てて大金持ち…!なんて若いうちなら誰でも一度は夢を見るかなと思います。

私も若い頃は漫画家を目指し、倉庫の仕分けや梱包作業を週に3日ほど行い残りの時間は漫画の執筆と、毎月の収入は生活ギリギリにしながら夢を追いを続けてていました。

しかし29歳の冬になっても30鳴かず飛ばず、出版社の新人賞の1本すら取れない始末でした…。

そこでこれまで漫画を通して絵を書いてきたことを生かし、DTPやWebといったデザインの業界に転職を考えそれから数年、紆余曲折とあり何とか収入も安定し現在に至っています。

タイムリミットを決めて夢を追う

しかしそんな私が故郷の九州に帰った時にとてもショックを受けたことがありました。

それは私の親の事で、若い頃から特に大きな夢もなく、毎日地元の職場に通い、結婚後もそれを何十年も続けてきて、「漫画家で当ててビッグになってやる!」という私とは真逆の生活を送っています。

しかし私が夢を追いかけていた同じ10年間で、私より何倍の貯蓄を稼いで老後に蓄えていたのです。

私は思いました、人生で好きな事や生きがいは持っていていいが、日々の生活の収入をなおざりにして、ただ好きなことばかりをやり続けていく…それは目の前の現実から逃げているだけだったのではないか?

仮に本気でその業界の目指している人は その好きなことを2~3日の徹夜は当たり前、そうしながらも本来自分をやるべき仕事をこなしながら成功していた人たちなのだな…と思い知りました。

※来週に続きます。