経営者と従業員
経営者、もしくは何かしらの職場の組織で人材を雇い管理しているオーナーの皆さん、どうでしょう…?現在の職場環境は安定して上手く事業を行えているでしょうか?

望むような収益にたどり着けているでしょうか?

例えば、手掛けている事業が物流倉庫など軽作業なら梱包、シール貼り等を手伝ってもらうためのスタッフ、IT関係ならデータ入力、工場なら組み立てなど、事業によっても様々な職場環境と、雇うための人財も変わってくるため職場のいわゆるノリも変わってくると思います。

更に収益に関して、例えば前年度に比べて利益が下がり悩んでいる、現場の社員やスタッフは何をやっているんだとイライラしてしまう。

もしくは仕事があるのだけれど、雇える人財がなかなか増えない、人を雇ってもみんなあれこれ理由を付けてすぐに辞めていってしまう…など、環境や事業により様々な悩みを抱えていらっしゃるのが多くの経営者、オーナーも決して少なくないと思います。

そこで今回は、あえて現場で最前線に立ち組織の末端で働いてきたノンキャリア経験の多い私から、雇い主と現場で働くスタッフがうまく渡り歩き、いずれは収益にも繋がるにはどのようにお互い考えやって行けばいいのか?など。

そのあたりにスポットを当て、個人的な経験と持論を交えてお話をしていきたいと思います。

多少生意気なことを言わせていただくかもしれませんが、どうぞ参考程度に最後までお付き合いください…。

人材ではなく”人財”、彼らも心を持っている

昔、何かの本で「会社というものはどっかのオッサンが自分の欲を満たすために建てた組織に過ぎない、気負うな、たかが仕事じゃないか」…と、見も蓋もない事をはっきり書いている書籍を読んだ経験がありました。

しかし 私もこの考え方には”一理ある”と考えています

スタッフはあくまで”心”を持った人間であり、いくらお金を毎月与えているからと言って、都合が悪い時に下の者のミスを指摘し戦犯扱いしたり、ストレス解消に普段の仕事ぶりをなじってサンドバッグになるという行いに心当たりがある場合は、いずれスタッフが離れていき慢性的な人材不足に悩まされる職場へと変わっていきますので気をつけましょう。

人を雇う、つまり“人財”という言葉があるように、雇ったスタッフは道具や家畜ではなく、あなたと同じで”人の心”を持っているのです。
否定されれば傷つくし、理不尽な苦痛を与え続ければその職場を辞めたくなり、更に一人一人思想や性格も違います。

一方、経営者や雇用主をやっていると、パートやスタッフには本当はこう動いて欲しいのに何でそうしないのだ、とイライラしてしまう時があります。

しかし先述したように、彼らは道具や家畜、ましてやあなたの分身ではありませんよね…。

全てのスタッフが24時間常に雇い主の気持ちを汲み取り、まるで”神様や予知能力者”のように、雇い主のあなた自身もよくわかっていない理想的なビジョンを汲み取って動いてくれるということはそうそうありません。

もちろん世の中にはそういう神様や超能力者と疑うような、研ぎ澄まされた感性と思考力を持っている人もいます。

しかしそういうすごい人は、とっくに自分で経営者で成功しているか、フリーランスで独自して年間何千万も自力で稼いでいます。

仕事をスムーズにこなし、組織に安定した利益をもたらし、瞬時に人の心を汲み取るスキルがある理想的な人物は、わざわざ時給1300円前後の軽作業のパートをやるメリットなどありませんからね…。

※この生意気なブログは来週に続きます…。