デスクワークで悩む女性
仕事というのは長いこと続けていると、何かしら予期せぬ不具合やトラブル、解決しなければ次に進めないような課題が発生する場合があったりします。

例えば、もし”梱包の作業”の場合であれば、新商品のAという商品が来た時にはこの箱に梱包し、Bという商品を2個梱包するときにはこの箱にこういう方法で詰め込み次の工程へ…と答えがマニュアル化されている問題ならそれをもとに行えば良いのですが、そうはいかない場合も出て来ます。

とある実例を挙げますと、現場の部署ではAという製造ラインの作業員とBのラインの作業員でそれぞれ別の商品を製造していました。

しかし時期的に仕事、つまり商品の量が違いすぎ、同じ給料なのに不公平だと忙しい方のラインのスタッフから苦情が来ていたそうです。

また、現場には年齢も性別も様々なスタッフが集まっていますが、とある女性パートの方が「一緒に働いている一部の男性スタッフが忙しい時に他の組み立ての方に加勢に来てくれない」と苦情を社員に訴えていました、ところが現場を見てみるとその女性パートは他のスタッフの仕事の動き方にすぐ難癖をつけ、勝手に追加したルールをそういった気に食わないスタッフにやらせようとする、いわゆる”お局様”でそれで同じ部署の男性スタッフがその女性が居る近くには喧嘩になるから行かないようにしていた…という事でした。

これはたしかにマニュアルでどうにか出来ない問題ですね…。

他にもデータ入力の作業現場なら、指定されたファイルに所定の文章を入力した後、指定のサーバーにアップして依頼されたようにシステムが動かなければいけないのに、原因不明のエラーが発生しうまくシステムが動かない…といった、今手元にあるマニュアルでは到底解決できないような不具合や課題が発生することがあったりします。

本日はそういう場合の安全でより手際よく問題や課題を解決するための方法を一緒に考えていきたいと思います…。

自分1人で勝手に判断し進めないこと

まずこういう時に大事なのは、決して自分の勝手な判断や思い込み、過去の記憶だけで勝手に動かない事です。

例え「いけるかな…?」という解決策を見つけたしたとしても、誰にも相談をしないでいきなりそれを実行する、または同じ職場にいる仲間や後輩に勝手に指示を出し、やらせようとしないことです。

必ずその現場のリーダーが上司に状況を説明し、相談しましょう。

そして皆さんが”一般のパート”などのポジションであれば、そのまま指示を仰げばいいのですが、ここで自分はこうした方が良いのではないか…?という案を一つ出してみるのもいいかもしれません。

もちろん、仕事というのは社員、役員、雇い主、そして大元のクライアントと色々な人間関係の事情が絡み合い、今の仕事のルールや動き方が出来ています。

なのであなたの提案した解決策の案がそのまま100%採用されるとは限りません。

が、そのリーダーや社員がそういった全ての事情を見据えて解決策を考えるためのヒントにもなりますし、どんな仕事でもこうして“頭を使って自分で考えてみる”ということで、あなた自身がより仕事を理解できたり覚えたりするためのきっかけにもなります。

※来週に続きます…。